Fortnum&Mason(クリスマス編)
せっかくクリスマスシーズンのロンドンに来たから、どこかお買い物しにいきたいんだな
それならF&Mがオススメだぜ!クリスマスシーズンは見にいくだけでも楽しいんだぜ
ロンドンの街は11月あたりからクリスマスのデコレーションでいっぱいになるのですが、特に紅茶で有名な『F&M』のデコレーションが華やかで有名です。実はF&Mは紅茶以外の食品なども扱う百貨店ですので、他の商品も気になる方は以下の記事を参考にしてください。
★記事『F&M』(まとめが終わり次第アップする予定です)
『これぞロンドン』という感じで華やかで素敵です🇬🇧 この時期にイギリスにいらっしゃる予定の方は、ぜひF&Mのクリスマス仕様の外観や、店内に所狭しと並べられたオリジナルのクリスマスグッズを楽しんでください。
どこに行くか迷ってたけど、これはイギリスっぽくていい感じなんだな!
圧巻の外観
Fortnum&Masonの外観はクリスマスシーズンに毎年話題になるのですが、窓のひとつひとつがアドベントカレンダーを模した形になっています。
よく見ると1〜24までの数字が振ってあり、この外観がそのままアドベントカレンダーとしてオリジナルグッズで売られています。昼も夜も素敵なので、建物を見にいくだけでも十分な価値があります☺️
もともとオールシーズンゴージャスではありますが、特にクリスマスシーズンにはかなり気合の入った装飾が施されます。これは昼のF&Mの外観。
昼もゴージャスなんだけど、これが夜になるとだな....
.....❗️❓
建物全体が真っ赤にライトアップされてこんな感じになります。特に12月のイギリスは16時あたりから真っ暗になるので、早い時間からライトアップを楽しむことができます。F&Mのあるメイン通りはイルミネーションが綺麗なので、ぜひお気に入りのスポットを探してみてください。
店内の様子
気になる店内の様子を紹介していきます。
入り口からとってもゴージャスでクリスマス気分に浸れること間違いなしです😋 ちなみにF&Mは高級デパートですので、ロンドンの他の高級店同様ドアマンがいます。
店内にはそこかしこにゴージャスなクリスマスツリーが飾られています。オーナメントもかなり大きなものを使っていますし、これ一体、ツリー1本でいくらするんでしょうね...🙄
一階部分を上から見下ろすとこんな感じです。一階は通年で販売されている紅茶とビスケット、チョコレート菓子がメインで販売されているフロアです。
吹き抜けの部分も見応えがあるのでぜひチェックしてみてください。
クリスマス限定のオーナメントがデコレーションされているので、こんなものが今年は出ているのか、と参考になります😮
上の階はテーブルウェアとクリスマス限定のグッズ(紅茶、ビスケット、オーナメントなど)を売っているのですが、こちらはさらにクリスマス一色でした🎅
私が来店した時(12月上旬)には、エレベーターを降りて売り場正面の一番目立つ位置にクリスマス限定商品が並べられていました。試食や試飲コーナーもあり新作を楽しむことができます。
普段はあまりやっていないようなので、見つけたら遠慮せずにトライしてみましょう👍
F&Mは香りは嗅がせてくれるけど味見はティールームでしかできないから、これは貴重だぜ
クリスマス用品の奥のにティーセットが売っているコーナーもあります。こちらもクリスマス一色の飾り付けで素敵です。売られているのはSpoodなどのイギリスの伝統的なブランドなので、日本ではなかなか見かけないものが多い分、見ているだけでも楽しいです。
ちなみにここではどの季節でもF&Mとイギリスの陶器ブランドとのコラボ商品があったりと掘り出しものが多いです
(結構な値段するので、本気で揃えたい方はやはりストーク・オン・トレントなどの窯元に行ってしまうのがオススメですが、なにぶんアクセスが悪いので。。。😅)
テーブルウェアはこの時期少しだけ値引きされているものもあって、ティーストレーナーが20パーセント引きされていたりとお得でした。
逆にいうとこの時期は強気な値段設定が基本のようで、その他のグッズについては一切値引きされていませんでした。というか、F&M自体基本あまり値引きは大きくしないイメージです😅
限定のクリスマスグッズ
ここでは、今回見かけたクリスマス限定の商品を紹介していきたいと思います。
紅茶に関しては新作、というよりは、毎年クリスマスの時期に限定で出回るものが固定しており、たまーに年によって新作が出るイメージです。
逆にツリーの飾りのオーナメントやエコバックについては毎年かわいい新作が出ますので、ぜひチェックしてみてください。
人気のオーナメントは特に売れるのが早いから注意なんだな!
紅茶
紅茶はクリスマス商品として、『Christmas Black Tea』や『Christmas Green Tea』が販売されます。この時期だけのオリジナルスパイスを配合しており、イギリスのクリスマスを彩るお菓子、ミンスパイやクリスマスケーキにとても合います。
ちなみに値段はGreen Teaは11£(大体1500円)、Black Teaは15£(だいたい2100円くらい)でした。(2020年1£=140円で換算)
今回買った紅茶はGreen Tea。試飲コーナーにつられて買ってしまいました☺️
試食コーナーのソーセージとおんなじ現象が起こるんだよな
ココナッツやバニラが入っていて、エキゾチックな香りがして気に入っています。ちなみに中身がティーバックタイプで使いやすいのもいいところ。
その他クリスマスプディングや、ビスケット、この時期だけ出回るティーシャンパンなどがあったりと面白いので、ぜひチェックしてみてください。
ハンパー
クリスマスといえばクリスマス限定の『ハンパー』も人気なのですが、ご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みのないものですが、ピクニックに使えるような木のカゴに、お菓子や紅茶、ワインなどの詰め合わせが入っています。
お菓子や紅茶をまとめて揃えることができるので、全部を一つずつ買うよりも結構お得に買うことができます。この時期にはクリスマスグッズが詰め合わせてあるハンパーが売っているのでチェックしてみてください。
もちろんハンパーのカゴだけでの販売もしています。
上の方に並んでいるクッキー缶はF&Mの建物を模したクリスマスのオリジナルデザインで、これを目当てにハンパーを買うという方もいるそう。すっごく可愛いですよね☺️
オーナメント
オリジナルのツリーのオーナメントもたくさんあります。
ミニチュアのティーポットやティーセット、三段のアフタヌーンティースタンドやピクニックハンパーなどデザインも豊富です。
値段はかなり強気な20£(2400円程度)からなので、買うのには結構勇気が入ります。しかし旅の思い出と思えば少しづつ集めていくのも楽しいかも知れません。軽いのでお持ち帰りもしやすいのがいいですよね☺️
ちなみにここのオーナメントはかなり人気で、在庫がなくなっても基本補充はないので、気に入ったものがあったら思い切って買ってしまうのもありだと思います。
オンラインでの販売もありますし、12月はじめあたりにはかなり種類も絞られてしまうので早めにチェックするのが吉です👍
こいつをなんとかして安く買おうと画策中だぜ
私はもしかしたらボクシングデー(クリスマスが過ぎた12月26日のイギリスの大セールデー)で値引きされているものが出回るのではないかと思い、買い渋ってしまいました。しかし今になってすごく後悔しています...😅
もしネットなどでボクシングデーで値引きされたものがあった場合には報告します笑
クリスマスプレゼント用の大きな靴下も。イニシャルが入っていて可愛いです。かなり大きかったのでなんでも入りそうです。
エコバック
ちなみに今回も何を買うのかすごく迷ったのですが、使い勝手の良さそうなエコバックを買ってきました。値段も陶器などに比べるとお手頃なのでお土産にもちょうど良いです。
今年のF&Mはクリスマスシーズン限定で赤いエコバックが出ていたのですが、デザインと色が気に入ったので一つ小さいものを買ってきました。
年によってプリントがちょっとずつ違うので、集めるのが好きな方も多いです。軽くてお土産にも喜ばれますし、(日本で購入しようとするとだいたい倍くらいの値段になる)他にもF&Mの建物の外見を模したジュートバッグもあってすごく可愛いかったです。楽天で見つけたので、下にイメージを貼っておきます。
アドベントカレンダー
イギリスではクリスマスといえば『アドベントカレンダー』というほど、このカレンダーは冬の風物詩に挙げられるものです。日本ではそれほど馴染みのない文化ですので、まとめ記事を書きました。気になる方は参考にしてください。
もう少し早い時期に行くとF&Mの店頭でもその年のアドベントカレンダーが展示してあるのですが、私の場合は12月に入ってからの来店だったために時期的にそちらの販売は終わっていました。
今回はネットで買ったものを載せます。ちなみにデザインも何種類かあって、小さい紅茶缶が丸々入っているゴージャスなものも販売されています。
中身が気になるという方は、入っている紅茶を全部まとめた記事をそのうち出すのでチェックしてみてください。
F&Mの紅茶のアドベントカレンダーの中身を紹介しようと思うんだな(クリスマス過ぎにアップ予定)
クリスマスの時期、ロンドンは特に華やかな雰囲気になりますので、11月、12月あたりにロンドンにいらっしゃるという方はぜひ参考にしてください☺️
以上、F&M本店のクリスマスの様子でした。
クリスマスの風物詩『アドベントカレンダー』
この前イギリス人と話してたんだけど、クリスマスに『アドベントカレンダー』がなんちゃらって。何それなんだな。
アドベントカレンダー知らないのか?教えてやるぜ!
クリスマスシーズン、イギリスでも人気なアドベントカレンダー。欧州では一般的なものですが、日本ではあんまり馴染みのないものなので今回紹介したいと思います。
アドベントカレンダーとは
Advent Calendar(アドベントカレンダー)、日本にいたときはあまり馴染みのなかった言葉ですが、イギリスではクリスマスのマストアイテムのようです。
要は、12月の頭からクリスマス当日までに使う『お楽しみカレンダー』のことを指すようです。全部で24マスの穴あきカレンダーだと思うと簡単なのですが、1日ずつカレンダーの中身を開けていき、クリマスまでのカウントダウンに使います。
中に入っているものも様々なのですが、お菓子や食べ物(今年はチーズが人気で、年により流行がある)、レゴなどのおもちゃ、化粧品や美容品、お酒など何でもありです。コンセプトもバラエティー豊かなので大人も子供も楽しめる内容になっています。
★左から吹き出し
イギリスではカップル同士が交換するプレゼントでもあるんだな
ニュージーランドでは大人が子供のために手作りする家庭も多く、日本でもどちらかというとこっちがメインな気がします。逆にイギリスは娯楽色の強い、大人用のアドベントカレンダーが充実しているイメージです。
ちなみにイギリス人の知人に話すと、チョコレートはどちらかというと子供向けのアドベントカレンダーだそうですが、いざ貰うとやっぱり懐かしくて嬉しくなるらしいです☺️笑
上はどちらもスーパーで売っていたチョコレート入りのものですが、値段は1つ140円ほど。かなりお手軽に買うことができます。
しかしこのアドベントカレンダー、ネットで見ると値段はピンキリです。化粧品はDiorやLANCOMEなどの有名ブランドからも出ていて、1セット8万円以上とかなり高額のものもあります。ただ、扱いは日本の福袋にちょっと似ていて、高額でたくさん商品が入っているものほど実はお得にグッズを楽しめるのだとか。(だいたい4万くらいの化粧品のカレンダーの中身は、店頭で買うと2倍以上の値段になるそう)
たしかに日本の福袋も値段が高い袋はお得なものが多いよね
高級ブランドほどお得率は高くなるのでその分競争が激しく、秋口の販売開始とともにあっという間に売り切れになってしまいます。売り出しの早いブランドもあるので、人気なものを狙う場合には9月くらいからサイトをチェックする必要があります。
起源
ルーツは意外に最近で、19世紀のはじめ頃よりドイツのルーテル派(プロテスタント)がクリスマスまでの日数を数えるため、ドアに印をつけたのが始まりだそう。
待降節(たいこうせつ:クリスマスの準備と本当の理解を深めるための期間)に開始され、Advent(アドベント)はラテン語のAdventus(到来)から派生していて、キリストの降臨を待っていたこの期間に登場するという意味にも合致します。
実はかなり由緒正しきクリスマスアイテムなんだぜ
現在では華やかなパッケージに包まれたものが多く出回っていますが、最初に登場したアドベントカレンダーは今とはかなり様子の異なるものでした。当時はチョークでバッテンをつけるだけだったり、宗教画を一枚ずつ飾っていったそうで、もちろん全て家庭ごとの手作りでした。
これがメジャーになったのは1900年代初めのことで、新聞の特別付録として紙に印刷されたものがプレゼントキャンペーンになり、そこで一気に人気が広まったとか。ここが紙に印刷されたアドベントカレンダーの普及の始まりです。中にメッセージが入っていたり、窓を開けると出てくる聖人や天使のイラストを楽しむことができました。
当時はかなり宗教的な意味合いの強いものだったんだな
その後、第二次世界大戦の紙不足により一時影を潜めるようになりますが、1946年に復活し、この頃から中にオブジェやチョコレートが入っている、いわゆる娯楽色の強いものが販売されるようになります。もともと宗教色の強いものが主流だったためにキリスト教文化の根付いた国でしか出回っていませんでしたが、娯楽用のものが出てからはそうでない国にも人気が広がったようです。本来のものであったならば日本にも伝わらなかったかもしれないですね😮
日本人は来歴関係なしになんでも楽しめるからな。イースターの次はこれも流行って欲しいぜ!
ブランド
こんなブランドがやってました!
アドベントカレンダーを出しているメーカーはかなりの数あるのですが、イギリスのネットでざっと見ただけでもこんなに種類が!
チーズや紅茶、ワインなど色々なシリーズがあるんだな
★化粧品 Dior、MAC、THE BODY SHOP、YSL など
★紅茶 Fortnum&Maison、T2、PUKKAなど
★お酒 アサヒビール、WHITLEY NEILL、BREWDOGなど
★お菓子 ハリボー、リンツ、ゴディバなど
★おもちゃ 羊のショーン、レゴブロック、スターウォーズ、ハリーポッター
などなど無数に出てきます。
特に化粧品はお得率が高いので人気が高いです。ちなみにブランドによるのですが、MACなんかは新宿や伊勢丹で通常販売されていたようです。日本では福袋文化があるので、ものによっては海外で買うよりも案外日本で買った方が競争が少なく買えるのかもしれません😮(ただし値段はその分少し上がりますが...)
私が見かけた中で『高いけど欲しい!』と思ったのはウェッジウッドのクリスマスツリーのオーナメントが入ってるアドベントカレンダー。なんと8万円を越えるそうです😳 コレも 中身を合算するとやっぱりお得なのでしょうね、しかし手を出すとなると勇気のいる値段です....。日本でも通販で販売されていました。
実際に買ったもの
今回我が家で買ったのは紅茶とビールのアドベントカレンダーです。
『Fortnum&Maison(フォートナム&メイソン)』、『Pukka(パッカ)』、『English Tea Shop(イングリッシュ・ティーショップ)』、『Clliper(クリッパー)』と、紅茶でとにかく固めました。ビールは『STAG DESIGN(スタッグデザイン)』というメーカーのビールスタンドを購入しました。
アドベントカレンダーの中でも紅茶はお得感があるものの一つなんだな
イギリスでは紅茶のアドベントカレンダーはかなりの量が販売されているために競争率も低く、値段もお手頃なものが多いです。24種類全部違うフレーバーの紅茶が入っていたりするので、なかなか試すことができないマイナーな紅茶に挑戦できます。『フォートナム&メイソン』など、普段は買うのを躊躇するようなメーカーのものにトライしてみました。
ちなみに購入時期についてなのですが、イギリスでは紅茶に限って言えば11月の後半でもまだ手に入るものが多いです。いよいよ12月に入ると値引きも多くなってくるので、『日付にはそこまで拘らないけど、たくさん種類を飲みたい』という方は遅めの購入も狙い目です。
次は、実際に私が購入したアドベントカレンダーについて詳しく触れていきたいと思います。
Fortnum&Mason(フォートナム&メイソン)
『フォートナム&メイソン』は1707年創業のイギリスの高級食品雑貨店です。中でも紅茶やティーグッズがメインとなっており、日本にもたくさんの店舗が進出しているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
紅茶は毎年新作がたくさん出ていてラインナップも豊富なので、アドベントカレンダーで色々試してお気に入りを見つけるのが効率がいいのかな、と思い購入しました。
色々試したいからって1缶ずつ買っていくとすごい値段になっちゃうんだよな
F&Mのアドベントカレンダーは値段に幅があって、本格的なものは本店の外観を模したデザインですごく素敵でした!中に紅茶の小さい缶が一つ一つに入っていて、オルゴールも楽しめるそうです。
しかし結構お値段は高くなっていて。日本のサイトでも販売されているのを見かけたのですが、送料合わせて3万円を超えていました。日本のサイトから購入すると、余計に高いですね...(イギリスでは1万4、5千円くらいだったような)
カレンダーがオルゴールになってるなんてオシャレなんだな
それでは紅茶のカレンダーの方を紹介していきたいと思います。
ここにも『チョコレートをお忘れなく』の文字が。
なんとしてもチョコも買ってほしいという強い意志を感じるな
F&Mのアドベントカレンダーはデザインが凝っていて、クリスマス気分に浸れること間違いなしです。 ちなみにサイズは結構大きくて、だいたい縦34cm、横25cm。F&Mの小さいエコバック(これもお土産として定番)にぴったりサイズで入ります。
オリジナルのエコバックと一緒に友人へのプレゼントに喜ばれそうです。
上の写真のように12月の頭から24日のクリスマスまでの日数、1〜24までの数字が並んでいます。1日ずつ日付部分を開けて中身を楽しみます。
パッケージの裏側を見てみると、中に入っている紅茶のラインナップが書いてありました。ちなみに今回は全部で21種類の紅茶が入っていて、クリスマスの定番のお茶『Christmas Black Tea』などが入っていて季節感のある紅茶を楽しめます🎄
『Royal Blend』などの定番もしっかりおさえているんだな
中を開いて確認してみるとお茶のパックがたくさん入っていました。ティーバックがそのままプラスチックの仕切りの中に入っていて忙しい日でも簡単に取り出すことができます。
そしてこちらがどうやら推し?のチョコレートのアドベントカレンダーです。1日1個ずつトリュフタイプのチョコレートを楽しむことができます。
ちなみにサイズは紅茶よりも小さくて、だいたい縦34cm、横14cmくらいでした。
チョコレートの中身や紅茶の種類を詳しく知りたいという方もいると思うので、そちらについては別の記事にまとめてみました。
あと気になる値段の方なのですが、紅茶のアドベントカレンダーは25£(3500円ほど)、チョコレートは35£(5000円弱)+送料で、実はチョコレートの方がかなり高いです笑
(※2020年現在、大雑把に1£=140円で計算しています)
PUKKA(パッカ)
『PUKKA(パッカ)』もイギリス発祥のブランドで、特にオーガニックに力を入れたハーブティーが豊富に揃っています。ノンカフェインのものが多く、インドのアーユルヴェーダや中国漢方の製法を取り入れた紅茶ブランドです。
★左から吹き出し
最近まで『プッカ』って呼んでたんだな
PUKKAもF&Mほどではないのですがちょっとだけお高い紅茶ブランドなので、アドベントカレンダーでお気に入りを見つけたいと思います。
F&Mのように、『これぞ、アドベントカレンダー!』というようなの形にはなっていませんが、上の部分に麻の紐が通せるようになっていて、壁にかけて楽しむことができます。開いた瞬間に様々な紅茶が合わさったオリエンタルな匂いがします☺️
部屋中がいい匂いになっちゃうんだぜ
PUKKAの特徴は24日全て違うフレーバーの紅茶を楽しめることです。ノンカフェインが多いので、夜の寝る前に楽しむことができるのも良いですね。 ちなみに値段は15£(だいたい2000円ちょっと)。まとめて買おうとすると結構な値段になる紅茶ブランドですが、24日全部違うお茶が入っているのでお得感があります。
English Tea Shop(イングリッシュ・ティーショップ)
『English Tea Shop(イングリッシュ・ティーショップ)』は1990年に創業した、スリランカに工場拠点のある、イギリスの中でも比較的新しい紅茶メーカーです。スリランカの高地で栽培された一級品の茶葉を使用しており、かわいいパッケージとコスパの良さが人気の秘訣です。イギリス国内でもギフト用品として人気が出ています。
また、フェアトレードに力を入れていることでも有名で、原産国の製造者との間で公正な取り組みを推奨しており、発展途上国にいる茶葉の生産者への生活や教育の支援を行っています。
アドベントカレンダーも英国らしい可愛いクリスマス仕様になっています。値段は27£(だいたい3800円)で今回はイギリスのネットで購入しました。ちなみにこの赤いパッケージのカレンダー、これはイングリッシュ・ティーショップのカレンダーの中でも高めのものでした。20£以下で青と緑のものが出ていたのですが、英国内でも流石に11月末には売り切れていました。
こちらは全部で13種類の紅茶が入っていました。
ちなみにイングリッシュ・ティーショップは今勢いがあって日本でも売り出し中です。イギリスで購入したのと同じものが楽天で売っていたので載せておきます。
また、13種類を1パックずつ試せるバラエティーセットがキャンペーンで安く売っていることもあるので、ネットをちょこちょこチェックすると日本のサイトでも掘り出し物に出会えるかもしれません。
CLIPPER(クリッパー)
CLIPPER(クリッパー)は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。イギリスの海峡に面した田舎町、ドーセットを発祥とした紅茶ブランドで、親しみやすく庶民的なコスパの良さでイギリス人に愛されています。日本では2009年より販売が開始され、オンライン上でも手軽に楽しむことができます。ちなみにこちらのブランドはイギリス国内のスーパーでも至る所で見かけます。
こちらのブランドもフェアトレードとオーガニックな製品に拘っています。イギリスの紅茶メーカーの傾向として、近年はその利益がきちんと生産者に還元されるようにすることが重視されているようです。
クリッパーもざっと確認したところ、12種類の紅茶が入っているようで楽しみです。値段も5£(だいたい700円)とお手頃なので、気にいったものがあればまとめ買いしたいと思います。
★先ほども書きましたが、アドベントカレンダーの紅茶の中身が気になる方がいらっしゃるかもしれないので、全て開け終わったタイミングで中身を公表したいと思います。
日本で手に入る紅茶ブランドがほとんどなので、もしよかったら参考にしてください。記事がまとまり次第インスタで報告させていただきます☺️
STAG DESIGN(スタッグデザイン):ビールスタンド
もうひとつ海外らしくて可愛いなあと思ったのがこのビールスタンドのアドベントカレンダー。今回購入した中では唯一の紅茶以外のカレンダーです。
木枠がモミの木の形にデザインされていて、毎年使いまわせるのも良いな、と思いました。ちなみに値段は日本円で8000円くらいで『ビールもついているなんてお得!』と思いきや、中身はついていませんでした笑(そりゃそうですよね...)
全部セットで8000円だと思っちまったんだな
家に配送されてから気づいて、慌ててビールショップに駆け込むことになりました。
ちなみにカレンダーのビールを買いに行ったのはこちらのお店。
瓶の直径が細めのものでないと木枠に嵌らないので、以前出先で見かけた街のビールショップに行ってきました。
⬇️場所はここ
Hitchin(ヒッチン)はケンブリッジから車で1時間弱の位置にある街なのですが、マニアックなショップがあったり、ラベンダーで有名な『Hichinラベンダーガーデン』があったりとけっこう見所が多い街です。
地元の地ビールもたくさん扱っていて、これがフレッシュで美味しいとかなり評判です。 また、ベルギー、ドイツ、ロシア、インドなど、世界各国の輸入ビールを手頃な値段で楽しむことができます。
結構迷うかなあと思ったのですが、冷静に考えてアドベントカレンダーの木枠にぴったりハマるサイズのビールって、24種類ギリギリあるかないかくらいだったのでお買い物もスムーズでした笑
こちらは今回買った中で一番高い、1本11£(だいたい1500円くらい)するビール。ジンの樽で熟成したスタウト(黒ビール)だそうで、なんだかすごく興味をそそられますよね.... 😮
結局アドベントカレンダー本体よりもビールの方が高額になってしまいましたが、もし美味しいものがあれば紹介したいと思います。
しかし1日1本開けるって意外にハードだぜ
以上、今年のアドベントカレンダーについてでした。
クリスマスの定番『ミンスパイ』
トラくん何熱心に食べてるんだな
よく聞いてくれたな!これはミンスパイだぜ。今回はミンスパイの真髄(当社比)について語るから覚悟するんだぜ!
お、おう....だいぶ好きなんだな
ミンスパイ(Mince Pie)とは
『ミンス(ひき肉)のパイ』という意味なのですが、 実はひき肉は入っていません。昔はお菓子のジャンルには入っていなくて、実際に中にお肉がたっぷり入っていたそう。
現代では、ドライフルーツ(黄ぶどう、スグリ、さくらんぼ、柑橘類の皮など)とナッツ(アーモンドやくるみ)、スパイスが入っているのが特徴です。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ナツメグやシナモン、グローブなどのスパイスが好きな方はハマると思います。 ちなみに私の周りのイギリス人女性はかなり好きな人が多いです。『このスパイスがクリスマスの香りなのよ!』だそう。
しかし日本人の中ではかなり好き嫌いが別れる印象があるぜ
クリスマスの前に食べるという意味では、ドイツのシュトレンやイタリアのパネトーネに似てはいますが、 サンタさんの大好物でもあるので、お供えものとしてクリスマス当日に飾ることも🎄 ちなみにブランデーもお供にするそうですが、ソリの飲酒運転ですね🙃
小さくて食べやすく、各家庭や店によってオリジナルのスパイス調合があるため食べ比べが楽しいお菓子でもあります。
ちなみに聞いた話、1年以上前からフィリングを仕込んでいるという気合が入った家庭もあるそうですが、私はまだ出会ったことはありません笑 熟成の期間(だいたい2週間もかかる)もあるので、推奨はクリスマス1ヶ月前から作ることだそうです。
何故クリスマスの定番に?
何故ミンスパイが クリスマスメニューとしてウケた かというと主に2つの理由があります。まず一つに、当時ミンスパイの形が楕円形だったこと。その形がキリストのゆりかごを連想させ、宗教的な意味合いを持ったことが大きかったそうです。
もう一つの理由として、フィリングに羊肉が入っていたことがあります。福音書においては、キリストの誕生を一番最初に知らされたのが羊飼いだった、という記述があり、羊肉とスエット(羊の脂)が入っているのはおめでたい意味を持っていたそう。
日本でいうおせち的なポジションなんだな
なのでこのお菓子、キリストの生誕をお祝いするクリスマスのメニューとして本当にぴったりですよね😮 ここら辺に関しては諸説あるのですが、とにかくハレの日の食べ物として喜ばれたのが発端なことは間違いありません。
ミンスパイの歴史
冒頭で、『昔はひき肉が入っていた』と書きましたが、このミンスパイはかなり歴史が古く、今に至るまでに結構な変遷を経ています。
起源は13世紀の中東まで遡り、十字軍がミンスパイの原型となるものを本土に持ち込こんだのが起源です。当初これは 『マトンパイ』と呼ばれていて、中にマトン(成熟した羊肉)のミンス(ひき肉)が入っていたのですが、これが腐らないように、大量のスパイスと当時は砂糖よりも安上がりだったドライフルーツを入れたそうです。
しかしこのミンスパイ、実は一度滅亡の危機にさらされています。クロムウェルの清教徒革命(1600年半ばあたり)によりカトリック教の華美なものが禁止されるようになり、クリスマスを派手に祝うことができなくなりました。(清教徒は基本、質素を美徳とする宗派)
そういえば暴飲暴食は七つの大罪の一つなんだな
当時はクリスマス当日にミンスパイを食べているのが見つかると、違法行為とみなされて逮捕されたんだぜ
ええっ❗️❓
ちなみにまだこの法律は残ってるぜ!さすがに罰則は無くなったけどな
そんな訳で一時ミンスパイも影を潜めるようになりますが、カトリック教とともに再び復活。その辺りから肉の代わりにフルーツやナッツのみを使用するようになったとか。ミンスパイの中身をいまだに『ミンスミート(Mincemeat)』というのは、その時のひき肉を使う習慣の名残だそうです。また、この頃にゆりかご型だったパイも食べやすいサイズに変わったそうです。
ミンスパイ実食
そんなわけで中身が変わったり、ありがたがられたと思えば突然食べるなと言われたりと、様々な変遷を経ているミンスパイではありますが、現在のものを紹介していきたいと思います。
食べ方・味
オススメの食べ方なのですが、面倒ですが一度オーブンで焼いて、焼きたてサクサクを食べるのが至高です😆 甘酸っぱくてスパイスの香りがして、食感は柔らかめのビスケットに近い感じ。どちらかというとサクサクハラハラ系です。
ミンスパイの風味の決め手
このミンスパイ、ものによってはオーブンで焼くとちょっとギトギトしているのですが、成分表をみてみると最初にちらっと出てきた『Suet(スエット)』という見慣れない文字が....。気になったので調べてみました。
調べてみると、スエットとは羊の腰や腎臓あたりの硬い脂肪 で、一般的なミンスパイが苦手、という方はこれが苦手な可能性もあります。(日本人はかなり好みが別れる印象)もちろんフィリングのスパイシーな感じがダメという方もいますが...。
スエットが入っているのはミンスパイの特徴の一つなんだぜ
スエットは融点が高く溶けにくいのが特徴なのですが、バターよりも値段が安いのでイギリスではプディングなどの伝統的な食材に入っていることが多いです。なんていうか、ちょっと独特のギトってした感じがあるんですよね。まあこれが良いのでしょうが、スエットがバターに変わってたりすると、『あ、やっぱ美味しいかも』と感じる人が一定数います。
ちなみに上の写真の成分表は私のお気に入りのミンスパイのものなのですが、これはベジタリアン用のスエットを使っているよう。たしかにあんまりギトギトしていなくて食べやすかったのですが、こういう理由があったんですね😳
大きさ
パイの大きさも店によってかなり違います。現在は2、3口で食べられるものが多いですが、直径7cmくらいになる大きなものも。しかしもともとは6〜7人前をスプーンで分けて食べるものだったので、これでもかなり小型化してきたんですね。
ミンスパイのデザイン
あと、ミンスパイにはデザインがたくさんあるのも面白いです。
星の形をした生地が乗っていることが多いのですが、ほかにもツリーや雪の結晶を模したものがあったりと楽しいです。スーパーごとにオリジナル商品が出ているので、もしこの時期にイギリスにいらっしゃる、または今後予定がありそうな方はぜひチェックしてみてください🇬🇧
高かろうが安かろうが、それぞれ美味しくて外さないのが良いところ。ワンコインあればスーパーで買えるので、気軽に買って帰ることができます。ただし、生地にしっかりバターを使っているものは美味しいですが、その分値段も高いのでありがたがって食べるイメージ笑
半保存食に入るのでかなり味が濃いのですが、その分シナモンやカルダモン、オレンジなどが入ったクリスマスブレンドの紅茶に良く合います。個人的にお気に入りの組み合わせはTaylorsのクリスマスブレンドです。(日本でも売られていたようですが、私が調べたときには数が少なかったのか売り切れていました)
味が濃くて紅茶がすすむので飲み合わせを色々試していきたいところです☺️
ミンスパイ関連グッズ
ちなみにミンスパイの中身、ミンスミートは日本でもアマゾンで売っているのでお手軽に作れるそう😳(もちろんイギリスのスーパーでも)
あ、もうこれでいい気がしてきた笑
お菓子作りはほとんどしたことがなくて自信がなかったのですが、せっかくなので今度機会があれば作ってみたいと思います。(本物はフィリングを2週間ねかせなければいけないためもう遅いかな...と思っていたので笑)いろいろ調べていると自分でも作りたくなってきました❗️
ちなみにミンスパイ本体ですが、これも日本のオンラインストアでも買えるようです。
これの販売元はスコットランドのお菓子、ショートブレッドで有名なWalkers(ウォーカー)ですが、まだ食べたことがないのでどんな味か気になります。(意外にウォーカーってこっちのスーパーにないことが多いんですよね....)店によってパイ生地の食感やスパイスの配合が全然違うので今度スーパーで見つけたら食べてみたいと思います。
おまけ
あと、最後にAmazonでミンスパイの変なシャツも売ってたので載せておきます笑 横の翻訳が絶妙にズレててツボ🙃笑
えっ、普通にダサいんだな笑
いや、イギリス的にこれはイケてるんだぜ!クリスマスジャンパーと言って、ださければダサいほどクールとみなされるトレーナーがあるんだぜ!
以上、イギリスのクリスマス定番のお菓子『ミンスパイ』についてでした。
イギリスの冬のセール 〜ブラックフライデーとボクシングデー
イギリスのお買い物セール
なんでも、イギリスでは夏のセール(6月下旬〜7月上旬)と冬のセール(早くは11月後半から、大抵は12月下旬〜1月中旬)というものがあるらしいです。特に市場が大きいのがこの冬のセールで、ボクシングデーとブラックフライデーを皮切りに年末商戦が始まるそうです。
⬇️ブラックフライデーの広告
(公式HPより引用)
わたし自身イギリスのセール情報に疎くて、今年のブラックフライデー当日(2020年11月27日金曜)にこんなことを書いている始末なのですが、セールに便乗して慌ててオンラインショッピングをしようと思った時に『ちょっと待てよ』と思ったので記事にしてみました。
なんでかというと、ブラックフライデー当日にネットでHarrodsやLiberty(ハロッズ、リバティ、いずれもロンドンの老舗百貨店)を調べたのですが、特に値引きされてないんですよね。。。😳
逆にイギリスの食器メーカーを見ると、Wedgwood(ウェッジウッド)やEmma Bridgewater(エマ・ブリッジウォーター)はガッツリ値引きされているのを見つけました。しかし、こちらも同じくイギリスの老舗メーカーのBurleigh(バーレイ)はセール情報なし。
メーカーによって対応が違うのが気になり調べてみると、イギリスにはさらにボクシングデーというものが控えていることを知りました🇬🇧
ただでさえ誘惑がいっぱいで金欠に陥りがちなこの時期。
ブラックフライデーとボクシングデー、結局どっちで買い物した方がお得なのか調べてみることにしました。
ブラックフライデーとは
こちらはアメリカ発祥の、感謝祭の翌日(11月第4週の金曜日)より開催される、感謝祭のプレゼントで売れ残ったものを大量にさばくためのセールだそうです。アメリカでは感謝祭翌日の金曜日は休暇日になることが多く、実質この週は4連休となります。(調べたところ公式のお休みではないようですが、堂々と国民の祝日として市民権を得ている模様)
連休のビックセールということもあり、アメリカ国内のメーカーではこの日を最も売り上げが見込める日と期待する企業が多いそう。そのまま年末年始のセールにだらっとつづくパターンもあります。
日本ではこのブラックフライデーの方がボクシングデーよりも浸透している気がするのですが、それにはやはりAmazonの功績が大きいのではないでしょうか。そういえばあそこも米企業ですもんね🇺🇸
ボクシングデーとは
一方でこちらはイギリスが発祥の年末商戦の幕開けセールです。ボクシングデーって人によっては初めて聞くのではないかと思います。
クリスマス翌日あたりから、お店によっては1月の中旬までつづくセールの一環で、もともとは教会がクリスマスプレゼントを貧しい人に向けて寄付で募ったのが始まりだとか。こう聞くとなんだかとってもイギリスらしいオリジンです🇬🇧
イギリス発祥というだけあって、そのほかではカナダ、オーストラリアなどで行われていて、あまり日本では馴染みがないのも納得です。
ちなみにイギリスではここが一大お買い物期間になるので、ブランドが集結している大きなアウトレット、Bicester Village(ビスター・ビレッジ)にもすごい量のお客さんが押し寄せるとか。(ロンドンから比較的アクセスが良く免税店が充実しているので、日本をはじめ国外からの観光客もたくさん来ます)
結局どっちがお得?
色々遡って調べてみたのですが、結論としてはボクシングデーの方が値引き率が大きい商品が並ぶ確率が高いようです。
が、イマイチここで断言できないのは、店によってかなり大きなバラツキがあるからです。
昔はボクシングデーの方が圧倒的に市場が大きく、値引率も大きかったそうです。しかし、アメリカのブラックフライデーに国内の買い物客をとられることを嫌ったカナダなんかの企業が、真似っこしてブラックフライデーを始めたようなんですね。ブラックフライデーの方が開催時期が早いですから、セールと聞くと飛びつくのが心情😍笑
あれよあれよという間に人気になって、イギリスでもいつしかボクシングデーを取って食う勢いになったとか。ちなみに英BBCニュースによると2019年のボクシングデーは悪天候も相まって今までで最悪の落ち込み具合になってしまったとか。
なので、『うーん、じゃあブラックフライデーで買った方がいいのかな?』と思ったのですが、実際はそう一本筋でもなく。
やはり伝統を重んじるイギリス国内のメーカーも多く、ロンドンのHarrodsやLibertyなどの老舗百貨店はブラックフライデーでのセールは行わず、年末はボクシングデーからセールをするそうです。
(公式HPより引用)
まあこういうパターンは迷わないですけれど、一方でどちらのセールもやる❗️というメーカーのものは特に判断が難しいところです。実際にそういうメーカーはその時々によってどちらの方がお得か変わるみたいです。特に昨今のブラックフライデー特需の増加で、そのようなメーカーが増えてきて悩ましいです😩
なので私自身も今回すごく迷いましたが、どうしても欲しいメーカーがブラックフライデーのセールをしていた場合には、そこでお買い物しちゃうことに決めました。
例えば、わたしの場合はイギリスの食器メーカーがお目当てなのでその辺りをさらっていましたが、ブラックフライデーのセール期間中にボチボチ売り切れが出て来ていたんですよね...。もしかしたらボクシングデーまでに在庫が補充される可能性もあるのですが、数に限りがありそうな商品の場合には先に買っちゃった方がいい気がしました。値引率を気にして結局買えないのは本末転倒ですからね...😫
こういう消費者心理を含めて、イギリスにおいてもブラックフライデーにセールを入れてくるのは上手い戦法だと思います....実際私なんかはまんまと乗せられています笑
(公式HPより引用)
逆に在庫が多そうな紅茶や食品メーカーなどはボクシングデーまで購入を見送ることにしました。これが吉と出るか凶と出るか。
行方が気になる方もいるかもしれないので、もしチェックできたらまた記事にしたいと思います。
このセール、ある意味イギリスの小売業の縮図なのかも
しかしこのイギリスのセール商戦、なんだかよく考えると複雑ですよね。
先に述べたように、早くにセールを行っているメーカーに消費者が飛びつくパターンって多いように思います。(実際日本でも初売りの開始が正月まで早くなって問題になりましたよね。やっぱりどの国でも早くにセールをした店が儲かるってことです...🇯🇵)
特にブラックフライデーとボクシングデーは開催期間も絶妙に近いですし、消費者自身の焦りが購買力を上回って、ブラックフライデーにボクシングデーの客をとられるのはもはや自然の摂理。
しかし伝統を重んじてか、今のところイギリスの老舗百貨店はブラックフライデーには便乗しないようです。ただ、ボクシングデーの始まる頃にはイギリス国内の購買力は弱まっているはずですし、結果として老舗デパートを苦しめることになるような。(ここでもAmazonに客を取られる)
わたしの大好きな食器メーカーにしても、WedgwoodとEmma Bridgewaterの対極にあったのはBurleighで、やっぱりブラックフライデーのセールはしていませんでした。確かに先の二つのメーカーは何事にも乗っかって上手くやっているイメージがあります。
https://www.wedgwood.com/en-gb
(公式HPより引用)
(公式HPより引用)
このようなことと合わせても、これがある意味新しいものに淘汰されつつあるイギリスの小売業の縮図にならないことを願っています....。やっぱり美味しいものには乗っかっちゃうのが吉な気がするんですけど、どうなんでしょうね。
わたし個人の知識はあくまでビジターレベルなので、各イギリス企業のブランドの思惑や歴史について詳しいわけではないので、間違った情報があった場合には順次修正していく予定です。
しかしなんだか個人的に、今回のこの年末商戦からはちょっと考えさせられるものがありました。
豚肩ロースの活用法(冷凍の豚肉とキャベツでできるもの)
冷凍の豚肩ロースとキャベツでできる簡単料理
気付いたら冷蔵庫に何にもないことって結構ありますよね。我が家ではキャベツと豚肩ロース(冷凍)は比較的日持ちするので常備することが多いのですが、今回は最悪この2つで作ることのできる料理を紹介します。
『豚肩ロースの白ワインビネガー蒸し』と『豚肩ロースのビール煮込み』なのですが、蒸し料理と煮込み料理なので失敗も少ないですし、簡単なのでもしよかったら参考にしてください。
豚肩ロースの白ワインビネガー蒸し
まずは豚肉とキャベツ、もしあるならニンニクと玉ねぎでできる簡単な一品を。
教えていただいた料理なのですが、焼いて蒸すだけなので失敗も少ないですし、蒸すことによって冷凍のお肉もパサつきが気にならなくなるのでオススメです。
材料
②キャベツ(あれば紫玉ねぎ、今回はエシャロット)
③ニンニク
④好きなハーブ(今回はタイム、オレガノ、なんでも良いです)
⑤白ワイン
⑥有塩バター
⑦白ワインビネガー
⑧オリーブオイル
⑨お肉の下味(塩胡椒、小麦粉)
作り方
豚肉は塩胡椒を振っておき、焼く直前に小麦粉をまぶしておきます。
キャベツはビニール袋に入れて塩で揉んで水分を抜きます。千切りというよりは食感が残るくらいの短冊切りにカットしておくと後々美味しくなります。
ニンニクとオリーブオイルを先に炒めておき、香りがつくまで放置。その後お肉を入れてこんがり両面に焼き目がつくくらいまで焼きます。
その後、焼き終わったらお肉だけ鍋から取り出しておきます。
同じお鍋で野菜をバターで軽く炒めるますが、これも適当でOK。
シャバシャバにならない程度、少し汁が出ているかなあ、くらいに調味料を投入し、お肉をお鍋に戻して蓋をし、蒸し焼きにしていきます。この時、もしあればお肉にハーブを乗せることを忘れずに。
調味料の量や水分は適当ですが(後から調節すればいいだけなので)、バターが入っているので焦げ付きにだけ注意します。
蒸すことと、バターを使うことにより冷凍のお肉でもそんなにパサつきが気にならずに食べることができます。ハーブも乾燥のものでいいので、ぜひ香り付けに使ってみてください。 蓋を開けたときにちょっといい気分になります笑
調味料の量も適当なのですが、お肉に下味をつけているので極端に薄かったりすることはないと思います。ただ、食べてみてちょっと塩味が欲しいなあと言うときに活躍するのがこれ。
今回はイギリスのスーパーでも売っている結晶塩の中で評判のいいMoldonのお塩を使いました。エリザベス女王のワラント(王室御用達認定証)がついているコスパのいいお塩で、結構日本の料理屋さんでも使っているお店が多いです。
結晶塩は舌に溶ける時にまろやかな味になるので、粉末の細かいものよりも料理の仕上げにはオススメです。ストックしておくだけでこういうときに使えますし、私のように調味料の量は適当に作ってしまうという方には特に便利だと思います笑
そこはかとなくドイツっぽい雰囲気が🇩🇪 買ってきたパンとスープを添えれば立派な食卓になります。
結晶塩と一緒によく使うのですが、粒のハニーマスタードがお肉によく合うのでつけてみました。キャベツがさっぱりしているのでハニーマスタードの甘みが美味しいです😋
豚肩ロースのビール煮込み
豚肩ロース肉(冷凍)とキャベツ、あとなんでもいいのでビールがあればできる一品。これも煮込み料理なので冷凍のお肉のパサつきが気になりません。
ビール煮込みはベルギーの伝統料理なのですが、今回添えているなんちゃってザワークラウトをつけると、食感がザクザクしてビールがすすみます😋
毎日の豚の生姜焼きに飽きてきた時はぜひ笑
材料
②キャベツ(あれば玉ねぎやパプリカも)
③好きなハーブ(今回はタイム、セージ、ローリエ なくてもOK)
④ベーコン(グッと美味しくなります)
⑤ビール(好きなものでOK今回は400ml缶)
⑥有塩バター
⑦バルサミコ酢、お醤油
⑧ビネガー
⑨オリーブオイル
⑩お肉の下味(塩胡椒)
野菜はあればでOKです。玉ねぎ、ベーコン、バターはもし冷蔵庫にあったらぜひ使ってみてください。味に深みが出てスープが特に美味しくなります。今回はスープもアレンジ料理に使っているので、もしよかったら参考にしてみてください。
作り方
煮込み料理なので別にサボっちゃってもいいのですが、今回は塩胡椒で下味をつけておきました。その方が最後に塩味の調節に失敗が少ないです。下味をつけてお肉をねかている間に、玉ねぎやキャベツなどの野菜を切っておきます。
イギリスにも何種類かキャベツがあるのですが、今回はWhite Cabbageを。日本のものよりも葉が固いのが特徴なのですが、今回のように簡単なお漬物にしたい時には食感がザクザクしていて美味しいです。
キャベツを千切りにしてビニール袋に入れて、塩胡椒をしてモミモミ。10分くらいすると水分が抜けてくるので、それを捨てて味身。
もししょっぱすぎるようであれば一回水で洗ってください笑 大丈夫ならキッチンペーパーで水をよく切ってビネガー(今回はアップルビネガーを使用 なんでもいいです)を足し、ラップをしてレンジで2分間チンします。だいぶ簡単ではありますが、なんちゃってザワークラウトが完成。
オリーブオイルを敷いたお鍋にお肉を焼いて、こんがりするまでソテーしていきます。いい感じに色がついてきたら一度取り出します(適当でOK)。
もしあるようなら同じ鍋で玉ねぎとベーコンをしんなりするまで炒めます。同じお鍋を使うと最初にお肉からでた肉汁が出て美味しくなります。しばらく炒めて、玉ねぎが透明になってきたらお肉をまた元のお鍋に戻します。
家にあったフォスタービールを使いました。オーストラリアのビールなのですが、水っぱくて結構好きな人は好きかも。イギリスのビールもこん感じのさっぱりしたものが多いです。今回は丸々一本(400ml)投入しました。
ハーブはローリエ以外は揃えていないことが多いと思うので、もしあったらでいいです。なくてもビールが香るので十分美味しくなります☺️
また、有塩バターがなかったり、塩味がもうちょっとあった方が好きな方はお醤油を少しだけ入れるのがオススメです。バルサミコ酢とも相性がいいので美味しくなります。
こちらも煮込み料理なので失敗が少ないです。調味料の量が適当でも、後からお塩とかお醤油、作っている間に我慢できずに開けてしまった飲みかけのビール笑 を足せばいいだけですし🍺
意外にさっぱりとして食べやすいのですが、こちらも粒のハニーマスタードが合います。ベルギーの伝統料理って言うとちょっとおしゃれっぽいですよね。ビール煮込みをビールと一緒につまむのもなんだか乙です☺️
最後に余りものでアレンジ料理を。
ビールを丸々一本使っているので、お肉を食べた後でもなかなかの量のスープが残ります。これが濃厚で美味しいスープなので、せっかくなので再利用しました。
なんちゃってですがオニオンスープになります、朝食に出せばちゃんとした温かい一品になるので、スープが余ったらぜひやってみてください。
以上、豚肉とキャベツでできる簡単料理でした。
ロンドンの一風堂
イギリスに来てから美味しいラーメンって食べられないなあ....ノイローゼになりそうなんだな
イギリスにも旨いラーメン屋はあるぜ
どうせイギリスにしては、のなんちゃってラーメンショップでしょ
いやいや、一風堂だし。ロンドンにもあるから紹介してやるぜ!
一風堂ロンドン店『 IPPUDO LONDON』
日本でもお馴染みの一風堂ラーメン。
実はロンドンにも支店があって、アジア圏をはじめ、アメリカのニューヨークやオーストラリア、ニュージーランド、フランスにも進出しています。
一風堂がイギリスに進出したのは2014年と割と最近のことですが、ロンドン市内に4店舗のお店があり(そのうち1店舗は2020年11月より一時閉店 2020.10現在)、Central Saint Giles店はロンドンのオフィス街に堂々と洒落た店舗を構えています。
日本でラーメンというと、どちらかと言えばファーストフード、さっと食べてさっとお会計、飲み会の〆なんかにもいいなあ、というイメージですが、ロンドン店は少し様相が違ってきます。
場所・アクセス
場所は Tottenham Court Road(トテナム・コート・ロード)駅から歩いて3分。近くには同じく日系ラーメンで有名な『金田家』があります。
店の前が大きなガラス張りになっており、なんだか小洒落たBARや洋食店を思わせる佇まい。
店内の様子
お店の中は黒を基調としたスタイリッシュなつくりで、最近都内で多く見かけるようなったキレイ系のラーメン屋さんといった感じです。
フロアも比較的広く、談笑をしながらゆっくり過ごされる方が多いようで回転率というよりは単価に的を絞っている印象です。
日本の店舗との最大の違いは、アサヒビールをはじめ日本のお酒やカクテルなんかのアルコール類が充実していることです。私が行った時は獺祭や八海山などの日本酒も揃っていました。
店内ではラーメンを食べ終わった後も、おつまみを摘みながらビールを飲んでゆっくりしている方がたくさんいました。平日ということもありますが、客層も店周辺の会社勤めの方やカップルがメインで比較的ロンドンの中でもアッパー層をターゲットにしている感じでした。
それでは実食
今回はせっかくケンブリッジからわざわざ来たのだからということで、日本と同じ感覚で、替え玉もトッピングも飲み物も遠慮なく注文しました。
以下値段も一緒に合わせて記載していきます。
よく見ると下のメニュー表、日本のラーメン屋さんの感覚で見るとなかなかの値段設定です。
まずはサイドメニューの餃子から。これがないと始まらない!
いきなり餃子一皿1000円近く。日本店舗だと『ひとくち餃子』一皿で420円だそうです。この時点で大体2倍以上します。
値段にはやっぱり驚きますが、しかし食べてみるとすごく美味しいんですよね...😭(在英期間が長い方ほどそう思いそう)中華系や韓国系のアジアンスーパーで売っている、よくわからない謎の冷凍餃子の5倍美味しい。
イギリスに来て以来、アジアンスーパーで買った冷凍肉まんに大量の骨片が入っているのに気付いてから、我が家の餃子は家庭で全て手作りしています😩
しかし餃子の皮一つとってもイギリスで買うとすごい高くつくんですよね。ニラなんて特に手に入れにくい上に高いですし、ひき肉もスーパーで売っているものをそのまま使うとパサつくので(脂肪含有量が日本のものと違います)自分で豚バラ肉ブロックをひいてミンチにしなくてはいけません。
要するにイギリスで美味しい餃子を作ろうとすると、かなりの手間とお金がかかるんです。なので、ここでは餃子一皿1000円って全然高くないんですよね。
日本にいるときからすれば信じられない感覚だがな
私の注文した一風堂からか麺はこの時のレートで大体1700円くらい。日本ですと私が調べた時点で同じものが一杯880円だったので、やはりこれも2倍くらいしますね。ちなみにもう一つの白丸は10£。
イギリスって 現地のイギリス人や移民に合わせてローカライズされた味付けや食感、温度の食品が多いので、日本人が食べて『美味しい!』と思えるもの、ことラーメンに関してはなかなか見つかりません。スープがぬるかったり麺がソフト麺みたいな食感だったり(現地人は麺をすする習慣がないので)、塩味が足りなかったり、とにかく美味しくありません😳
そういう意味でも一風堂ロンドンは、日本で提供している 一風堂ラーメンそのままを出す媚びない姿勢をみせ、とっても美味しく食べることができました。
ちなみに上のメニュー表の真ん中右側に書いてあるのですが、日本の店舗のように麺の硬さを選ぶ事ができます。やわ麺〜バリカタまでと、イギリスでこういうサービスをやっているお店もほとんどないんですよね。
最初は普通、替え玉はバリカタ派だぜ
最後にトッピングについてなのですが、卵玉はプラス2£(=300円いかないくらい)、チャーシューと卵はプラス4.5£(=600円くらい)です。
ちなみに日本だと卵トッピングは80円増し、チャーシューは200円増しくらいなので、やっぱりちょうど値段は2倍くらい。それくらいの価格設定なんでしょうね。今回は頼みませんでしたが、デザートには『餅クリーム』という、大福のようなお菓子がありました。
まとめ
今回お店で食べたものは
- 飲み物 2人分(ビールとジュース一杯づつ)
- からか麺、ネギトッピング 1杯
- 白丸のラーメン、卵と海苔トッピング 1杯
- 焼き餃子 1皿
- 替え玉 2杯分
以上で合計46.58£(=6500円)くらいでした。(※繰り返しますが1£=140円換算)
日本の感覚で見たら、ラーメン屋さんでこれだけ使うことってそうそうないと思います。しかし先ほどの餃子の話しかり、これくらいの値段設定は特にロンドンの飲食店なら当たり前です。
イギリス、特にロンドンって本当に物価、こと家賃と外食費がべらぼうに高いんです。(あと、信じられないことですがケンブリッジもほぼロンドンと物価は変わりません。オックスブリッジは両方なんでも高い!)
おいケンブリッジ! まあまあ田舎のくせにどういうことなんだな
そういう中で見てみると、一風堂ロンドンの値段設定って安い...むしろかなり頑張っているんじゃないかと個人的には思うんですよね。。。家庭で日本食を作るのって本当に大変なので、ましてラーメン屋さんとして成り立たせるには、ものすごいコストと手間がかかるということは想像に難くないです。
この値段を見て、『むしろ安いじゃん』と思うのは一風堂のもともとのクオリティを知る日本人、かつイギリスで自活している証拠なのかもしれません。そんなロンドンの一風堂、気になる方はぜひ行ってみてください🍜
なんちゃってラーメンショップとは一線をかくするぜ
以上『IPPUDO LONDON』でした。
ラタトゥイユ活用術
便利なラタトゥイユの使い方
ラタトゥイユとは
フランスの家庭料理で、特に南部のプロヴァンスやニースで盛んな野菜の煮込み料理です。
トマトと玉ねぎ、ピーマン、ズッキーニなどの野菜を使った料理で、野菜を炒めて煮込むだけの簡単郷土料理でもあります。我が家では夏野菜の美味しくなる時期には特に重宝します😋
一度大量に作ってしまえば冷凍してストックすることができますし、とても使い勝手がいいのでぜひ活用してみてください。
レシピ
準備するもの
②玉ねぎ 2玉
③ズッキーニ 1本
④ニンジン 2本
⑤パプリカ 2個
⑥乾燥ローズマリー お好みで(あればでOK)
⑦ローリエの葉 1枚(あればでOK)
⑧ニンニク 4片、鷹の爪 お好みで
⑨コンソメスープのもと 3個
⑩白ワイン(ひと回し)塩胡椒はお好みで、オリーブオイル(大さじ2杯)
レシピと言いつつかなりこれもアバウトです。ただもともとが家庭料理なので、正直夏野菜ならなんでも合いますし、塩加減もコンソメをこれくらい入れれば美味しくなります。
ラタトゥイユはかなり失敗の少ない料理と言っていい気がします。
野菜ですが、他にはセロリやナスなんかも入れると美味しくなります。乾燥ローズマリーとセロリを入れるとグッと大人の味になって美味しいです☺️
作り方
最初に野菜は角切りにしておきます。大きさも適当で大丈夫です。今回はホールトマトの缶を使いましたが、トマトのタネや酸味が気になる方はカットトマト缶を使うと気にならないかもしれません。
ミートソース缶を使っても美味しいので、お子さんがいる家庭ではミートソースを使った方が甘くて喜ばれるかも。
ニンニクも鷹の爪も、オリーブオイルも量は適当でOK。とにかく一番最初にフライパンに入れて香りが出るまで炒めます。
注意することがあるとすれば、ニンニクが茶色く焦げて苦くならないようにすることくらい。煮込み料理でもこのニンニクのコゲって結構気になります。
ほど雰囲気で炒めます。目安は玉ねぎが透明になるくらい。本当に適当でOKです。
白ワインももう雰囲気でドバドバ入れて大丈夫です笑
ホールトマトを使った場合はスプーンなんかで潰しながら入れて、コンソメが溶けるまで煮込みます。
コンソメが溶けたらもう食べられるのですが、冷やして寝かせてからの方が美味しいです。熱が冷める時に野菜がコンソメや白ワイン、トマト缶の旨みを吸い込むので、2、3時間この後放置して冷ますことをお勧めします。
次の日に食べるとまた味が馴染んで美味しいです😋
ジップロックに入れて冷凍ストックにすると便利です。冷凍しても味が落ちないので大量に作って保存しておくことができます。
アレンジ方法
ラタトゥイユのパスタ
茹でたパスタにラタトゥイユを絡めるだけです。これが王道にして本当に美味しい家庭料理。最後に少しチーズを削れば本格的な夏野菜のパスタに。
豚バラ肉のソテーとラタトゥイユがけ
簡単なのですが、手間がかかってオシャレな料理に見えます。お肉との相性がいいので、今回はブロックの豚バラ肉を使っていますが、焼いた鶏肉にかけたり一緒に煮込んだりしても美味しいです。
豚バラ肉に塩胡椒を振っておき、小麦粉をまぶします。この時、タイムやローズマリーなんかのハーブを入れるとオシャレな味付けになります☺️
取り出してラタトゥイユをかければ立派な一品になります。トマトの酸味が豚肉によく合うので美味しいです。ソースがかかっていて、ちょっと手のこんだお肉料理に見えるのもいいところ。
ラタトゥイユの卵スープ
朝食で時間のない時なんかは、ラタトゥイユにお水を入れて卵を落とすだけで温かいスープになります。塩が少し足りない場合は追加するかコンソメをもうひとつ落とします。
食べ応えもけっこうあるので、食べるスープとしてダイエットメニューにもなります。冷え予防にもなりますし身体に良いこと間違いなしです。
トマトチーズのおじや
ラタトゥイユのスープにごはんを入れてひと煮立ちさせ、チーズを乗せて焼けば簡単なチーズおじやに。冷やご飯がある日はこれもオススメです。
以上、ラタトゥイユの活用術でした。
ピザソースにもなるので食パンに塗ってチーズを散らしてピザトーストにしても美味しいですし、グラタンやドリアに入れても美味しいですし、とにかく使い勝手がいいです。
ぜひ気が向いたら作ってみてください😋