ハロウィンかぼちゃ料理
ハロウィンかぼちゃ料理
イギリスの秋のイベント、パンプキンパッチで農園から収穫してきたカボチャをカービングしました。くり抜いた中身はせっかくなのでカボチャ料理に。
カボチャのタネ、ローストにするとおつまみ感覚でつまめるのでオススメです👍ちょっとしたトッピングにも使えますし。
今回はカボチャの中身はパスタ、シチュー、プリンにして余すところなく食べました。しかしこのハロウィン用のカボチャ、色々な種類を食べ比べてみようとしたところけっこうクセがあって調理に苦労しました笑
【過去記事】
⬇️イギリスの秋のイベント、パンプキンパッチの様子
⬇️カービングの様子
調理編
かぼちゃのクリームパスタ
材料
②生ハム
③カリフラワー、玉ねぎ(好きな野菜)
④パンチェッタ(なければベーコン)
⑤バター
⑥生クリーム
⑦コンソメスープのもと
⑧パスタ(生パスタ、幅広パスタの方がクリームが絡んで美味しい)
⑨塩、胡椒、白ワイン
⑩ナツメグ(あれば)
作り方
こってりしたクリームパスタって寒くなってきた秋口から特に美味しく感じますよね。きのこと合わせても美味しいですが、カボチャともよく合いそうなので作ってみました。
時間がある時はカボチャの中身を生地に練り込んで、カボチャのクリームニョッキなんかにしてもおいしそうです☺️
パンチェッタやベーコンは入れた方が美味しくなります。バターや生クリームを入れた時は動物性の油があった方がコクが出る気が☺️
カリフラワーの食感を残したい場合は別で炒めて後から入れるのもあり。
で、コンソメを混ぜたあたりから『あれ?』と思いはじめたのですが、加熱しても全く甘みが出てこない。
カボチャの自然な甘みと生クリーム、バターがぴったり!と思っていたのですが、味見してみるとむしろ青臭い...😩
ハロウィン用の飾りカボチャってすんごい不味いんですよ。水っぽくて青臭くて、日本のカボチャを想像していた私としてはショックが大きかったです笑
で、仕方ないのでとった手段が....
最終的に蜂蜜も使いました😫 禁じ手だとは思いつつ、どうしてもカボチャの甘い感じを出したかったので仕方なく。
カボチャ狩りの時に、農園の人に『全部の種類食べられるよ!』と言われたので食べてみたのですが、まあ要するに理論上は食べられるよ、との意味だったのかも。それくらい不味かったです笑
もうこれはしょうがないのでパスタを茹でていきます。
イギリスに来てからはスーパーでたくさんのパスタが安く売っているので、ソースによってパスタの種類を使い分けるようになりました。
特にクリームは生パスタに合う気がするので、生のものが手に入ったら合わせるようにしています。こってりしたソースがもっちとした食感とマッチします。
で、最終的にできたパスタです。
普通に美味しかったのでかなり持ち直した気がします笑 ローストしたカボチャのタネとイチジクを乗せてオシャレに。
日本のカボチャってこうしてみるとすごく美味しいんですね。再実感しました笑
かぼちゃのクリームシチュー
材料
※以下シチューの材料(今回は冷凍していたストックを使用)
②小麦粉、バター
③牛乳
④にんじん、マッシュルーム、鶏肉などお好みで
⑤塩胡椒、コンソメのもと
作り方
今回はシチューの残りが冷凍庫にあったのでそれを再利用することに。ビーフシチューとかカレーとか、作りすぎたものをストックしておくと思わぬところで役に立ちますよね。
このシチュー、いつもよりいい牛乳を使って美味しくできたものです。
イギリスのスコーンと一緒に出てくるバターみたいなクリーム、クロテッドクリームで有名なメーカー『Rodda's』。
そこが牛乳を出しているのを発見し使いました。イギリスの牛乳って日本と違ってすごくシャバシャバしているのですが、これは生クリームみたいに濃厚です😆
この種類のカボチャってミカンみたいなフォルムですごく可愛い!
手のひらサイズで小さいものですが、このカボチャが収穫したものの中では一番美味しかったです。甘くてホクホクして、日本のカボチャに似ています☺️
ラップをして電子レンジでチンします。中をスプーンでくり抜くのですが、皮が他の品種と比べてかなり薄かったので注意です。
加熱は済んでいるのでチーズに焦げ目がついて美味しそうになったらもうOKです。
このカボチャ、本当にねっとりと甘くて美味しかったです。ケーキみたいに切って皮ごと食べられるところもなんだか洒落ていていいですよね。おやつ感覚でした。
また作ってみたいと思います☺️
かぼちゃのプリン
材料
②卵
③牛乳(卵2個に対して牛乳200ml)
④砂糖(50gくらい好みで)
⑤イチヂク
作り方
今回はせっかくなので焼きプリンと蒸しプリンどちらも作ったのですが、基本的に材料は一緒です。
卵と生クリーム、砂糖とカボチャの中身を混ぜて卵液を作り(卵2個に対して牛乳200ml)、中身をくり抜いたカボチャの容器と耐熱性のお皿に流し込んだだけです。
簡単なものですがかなり美味しくできました。
この品種のカボチャもハロウィンの飾り用カボチャよりもずっと美味しかったです笑
今回はハロウィン用のカボチャで3品作ったのですが、こうしてみるとやっぱり日本で出回っている種類のカボチャって美味しいですね。
ちなみに日本のカボチャ、『Kabocha』って品種名がちゃんとついているようです笑
以上、パンプキンパッチで狩ったカボチャの調理編でした。
英国のディープなインド人街『Leicester(レスター)』
イギリスに来てこんなにカレーを食べるようになるとは思わなかったんだな
カレーはイギリス人の国民食だもんな
せっかくだからイケてるカレー皿で食べたいんだな
そういえばレスターに『インド人街』があるらしいから行ってみようぜ!
【目次】
イギリスのインド人街『Leicester(レスター)』
Leicester(レスター)はイギリスレスター州の州都で、学園都市でもあるので比較的治安の良い街です。(皇室の眞子様の留学先としても有名)
しかし街の中心を少し離れるとガラッと趣が変わります。そこ彼処にカレーや民族衣装を売るお店がひしめきあい、コアなインド人街が形成されてる地区に行き当たります。
それもそのはず、レスターはなんと人口の30%をインド人が占める イギリスきってのインド人街のある街です。第二次世界大戦後より多民族都市となったこの街ですが、なかなか面白い文化を持っています。
イギリスは国全体としてインド系の移民が多く、たくさんカレー屋さんがあって本格的なカレーが売っています。今回はそんなカレーに合うカレー皿を求めてこの街に行ってきました。
本場のカレー皿をゲットだぜ!
⬇️場所はここ
レスターはケンブリッジの街からは車で1時間半くらい(電車なら2時間)で着きます。ロンドンから向かう場合には電車でだいたい1時間くらいです。
陶器の街として有名な『ストーク・オン・トレント』にいく途中の街でもあります。
街の様子
インド人をはじめ、エスニック系民族がイギリスで最も集まる街ですから街の様子もかなり独特です。シティセンターから少し離れたMelton ロードは特にインド人街が大きく形成されているところなのでかなり面白いです。
ムンバイ映画でも分かるように、インド人は歌や踊りが大好き。なのでこんな劇場が至る所にあって、人々の娯楽の一つになっているそう。
こんな催し物のポスターも街の至る所に貼られていました。
本格的なインド食器
今回の目的は安く本格的なカレー皿を買ってくることだったので、普通は観光客の寄り付かないようなマニアックなお店に入っていきました。
あまり情報もなかったのでGoogleストリートでインドっぽい食器が売ってそうなお店にあたりをつけて回りました。
通りは賑わっていますが、まずまず治安の悪そうな通りもあったので、買い物は昼までに済ませた方がいいかもしれません。
まず行こうと思うこと自体奇特なのかもしれないがな
奥にある長い棒のようなものは窯からナンを取り出す器具でしょうか。他にも、何に使うかはわからないけど、用途がすごくニッチそうな調理器具が普通に売っていました。
縁が完全にフラットになっているフライパン。これでナンを温めるのかな。
カレー皿は一皿だいたい1400円弱。日本で本格的なものを買おうとすると1万円越えもザラなのでかなりお得です。
で、結局今回買ってきたインドカレーセット。
ナンを置く用の平皿や、チャイなどのお茶を沸かすための調理器具も買うことができました。カレー皿は大きいものを一つ購入。
スパイスやナッツ、ちょっとした付け合わせを入れるような小皿も揃えることができました。
可愛いインド雑貨
インドって行ったことはないのですが、多分こんな感じなんでしょうね。インドっぽい雑貨店が所狭しとたくさんありました。
街を回っていて気づいたのが結構お洋服屋さんが多いということです。
花嫁衣装やよそ行きの衣装、とにかくゴージャスで可愛い伝統服がたくさん売られていました。ゴールドのアクセサリーを扱うお店も多かったので、オシャレが好きな感じ。
全般的に何に使うかわからない雑貨がたくさん売られていましたが、見ているだけで楽しかったです。
インド料理グルメ
せっかくなので地元の人に人気のカレー料理店とカフェに行ってきました。
⬇️場所はここ
ナンが形が面白くて、薄い生地を膨らませてサックリさせた変わったナンが出てきました。付け合わせのカレーも美味しかったです。しかしここ、後からよくよく調べてみたら『ヴィーガン専門店』でした。食べた時、『結構あっさりしているなあ...』と思ったので、やっぱりカレーのコクを出すには動物性のものが必要なのかも。
イギリスはベジタリアンが14%、そのうちヴィーガンは7%もいるんだな
そしてイギリスに来るまで知らなかったのですが、日本で言ういわゆる『欧州カレー』なるものはイギリスにはないようです。あれって日本人がイメージで作ったものなんでしょうかね。
カレーを楽しんだ後はインド式カフェに。
お店の内装が可愛くて、伝統的な様式が組み合わさったちょっと現代風なカフェ。
⬇️場所はここ
ここではインド式の甘いデザートが出てきて楽しかったです。アイスもねっとりと濃厚ですごく甘いのですが、そこが美味しい。ここのお店はインド式のアフタヌーンティーも頼むことができるそうです。
おまけ
普段はカレー以外でもクリームティーを楽しんだりしています。カレー用の小皿って結構何にでも合うので重宝しています。
お気に入りのスコーンとお茶、ハーゲンダッツのアイスクリームを盛り付けてあります。
以上、イギリスのインド人街レスターでした。
なかなかマニアックな旅でしたが、可愛いインド食器を買うことができて良かったです☺️
ハロウィンカボチャのカービング
ハロウィンかぼちゃのカービング
イギリスでもハロウィンイベントはあるのですが、クリスマスよりかなり控えめです。
とは言っても、ハロウィンが近づいてくるとスーパーにハロウィン飾り用のカボチャが売られ始めたりと賑わいを見せてきます。
イギリスではpumpkin puch(パンプキンパッチ)というイベントがあるのですが、秋のイベントを楽しむべく、ハロウィンの飾り用カボチャを調達しに行ってきました。
⬇️パンプキンパッチの様子
今回の記事では収穫したカボチャをカービングして飾りかぼちゃにしましたので、その様子を載せて行こうと思います。
準備
(ステーキナイフ、スプーンで代用可能)
②デザイン用の台紙
③ビニールシート(床やテーブルが汚れるので)
④カボチャ(大きいもののほうがやりやすい)
ハロウィンの時期になると、今感じでカービング用のキットが売り出されるのですが、私もネットで一つ購入してみました。意外に小さいですよね😳
買っても買わなくてもどちらでもいいと思うのですが、歯が柔らかくて安全なので小さいお子さんと一緒に楽しむ場合には買ってもいいかもしれません。
小さくて握りやすく、しなるくらい柔らかいので比較的安全に扱うことができます。
やり方
①カボチャ上部を円形にくり抜く
キットの中身でもできるのですが、上蓋はステーキナイフなんかでくり抜くと楽です。この時に円錐状に切っていくのがコツです。何日か経って乾燥してくると蓋の部分が縮むので、上蓋が落ちてくることがあるんですよね。
円錐状にくり抜くと転落防止になります。
②中身をくり抜く
キットに入っていたスプーンが大きくてやりやすかったです。
どこまでくり抜くか迷うところだと思うのですが、私は柔らかい部分だけくり抜きました。それでもカービングの時にスムーズに歯が通ったので、あまり頑張って掘らなくてもいいようです。
農園の人に聞いたところ、全部の種類食べられるよ!とのことだったので、中身はくり抜いてとっておいて、プリンやパスタにして食べました。
タネは塩を振ってローストに。これも香ばしくてすごく美味しかったです☺️
⬇️調理編(記事の編集が終わったら載せたいと思います)
③デザイン台紙を選ぶ
今回私がキットを買った理由の一つに、このデザイン台紙がついていて楽そうだったからということがあります。
フリーハンドでささっと描くこともできるのですが、けっこう難しいですよね。
キットに色々なデザインがついていて迷ったのですが、今回はこの一番オーソドックスそうな型にしました。
けっこう難しそうなデザインもあって面白かったです。
けっこう難しそうなデザインも多くて、とっておいて来年も挑戦したいです!大きいカボチャを使って拡大コピーすれば難しいものもできそうです。
④ラインを引く
デザイン台紙が決まったら、紙を切ってガムテープなんかで貼り付けます。サイズが合わない時はここで拡大縮尺を行って調整していきます。
キットに小さいピザカッターみたいなものがついているので、それでラインを縁取りしていきます。
⑤ラインに沿って歯を入れる
小さい鋸のような歯を使います。この時もあまり力はいりません。
完成して、本当なら最後にワックスを塗るようなのですが、そうするとカボチャが腐くなったり、乾燥で縮んでしまうのを防止できるそうです。
そうでなくても、保管場所は涼しいところにしたほうがいいかもしれません。ものによっては2日目くらいでカビが生えてきてくるとのこと😫
ちなみに私は中身をよく洗った後にキッチンペーパーで軽く水分を抜いただけですが、一週間はきれいな形を保つことができました。
コツ
やっているうちにコツを押さえるとかなり簡単にできることに気付きました。
①カボチャは大きいもののほうが加工しやすい
②中身をくり抜いてから1~2日放置すると柔らかくなり楽
③最初に歯を入れるときの角度は45度くらい
特に②なのですが、これが一番大事かなあと思います。
何日か放置するとすごく柔らかくなるのでほとんど力がいりませんでした。簡単なデザインなら加工しやすいので、大人なら10分かからずに掘り終えることができます。
完成
イギリスではハロウィンの当日にこれを家の前に置いておくと、小さい子供たちがお菓子をもらいに遊びにきます。(おうちの人も仮装するのが本当は正式だとか笑)
チャーリーとチョコレート工場の映画でもそんなシーンがありましたよね。
ハロウィンの時期は私の誕生日なので、夫が誕生日プレゼントにと連れて行ってくれたパンプキンパッチ、カービングまでとても楽しむことができました。
しかし去年は日本にいて六本木でバカ騒ぎしていたハロウィン、かなりの落差があります。
でもこっちの方が幸せかなあ...と思うこの頃です☺️
今回は収穫したカボチャをカービングするまでをまとめました。次回はくり抜いた中身を調理したので、そのときの様子を記事にしたいと思います。
つづく
イギリスのちょっとマイナーな可愛い街〜Lincoln(リンカーン)
イギリスには、日本ではあまり耳馴染みがないけど、実は現地の人にはなかなか有名!というコアな街がたくさんあります。
その一つが『Lincoln(リンカーン)』
今回、リンカーン州で行われるアンティークマーケットに行ってきたので、そのついでの町歩きを紹介したいと思います。
⬇️Lincolnアンティークマーケットの様子はこちら(記事は全3投稿です)
Lincolnは可愛い小さな街なので、ちょっと日帰りで楽しむのにちょうど良いところです。
人がそんなに多くない割にはオシャレなカフェや見所がたくさんありますので、少し紹介していきたいと思います。
歴史
Lincolnの街は割と辺鄙なところにあって、街自体もそんなに大きくはないのですが、なぜか大聖堂とお城跡を2つともみることができる贅沢な街でもあります。
というのも、昔この街はかなり大きな街だったそうで、一時はイギリスで3番目に大きな街にまで発展しました。
いくつもの川の合流点がこの街で、それが合わさって海に流入したために交易の拠点として栄えたそう。
そういう街に割と運命づけられていることではありますが、その後はいくたびもの洪水に襲われ、汚染水により疫病も流行ったことから一時はゴーストタウン寸前までいったとか。
イギリスの、いわばゴールデン時代に栄華を極めた街ですから、歩いてみるとけっこう面白いものを見つけることができました。
今回はそんなこの街の魅力について触れていきたいと思います。
場所、アクセス
リンカーンはロンドンから少し離れていて、電車で2時間半ほどの距離にあります。私の住むケンブリッジからだと車で2時間弱くらいかかります。
あまりアクセスの良いところではありませんが、私が今まで行った中でお気に入りの街の一つです。
⬇️場所はここ
見どころ
大聖堂
イギリスではある程度大きな街には必ず大聖堂があります。建物自体の大きさは大小様々ですが、その中でもリンカーンの大聖堂はなかなか見応えがあリました。
街の中心地にデカデカとあるのですぐに見つけられると思います。
⬇️場所はここ
⬇️HP(ホームページ)
■通常料金
大人:8ポンド
子供:4.8ポンド(5〜16歳、5歳以下は無料)
家族:20.8ポンド(大人2人と子供3人まで)
※2020年10月27日現在
それでは入り口から入ってみます。
奥の方に進んでいくと長い廊下に着くのですが、
ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法学校の廊下もこんな感じで素敵ですよね。
小ぶりではありますが、とても静かで見応えのある大聖堂でした。
大きな都市の観光地ではなかなか人が多くてゆっくり中を見て回ることができまませんが、Lincolnの大聖堂は程よい人の入りで静かな時間を過ごすことができました。
城跡
Lincolnにあってもう一つ外せないのがお城跡巡り。現在は敷地内を取り囲む城壁が残っているのみですが、この上からの眺めもとても素敵です。
敷地内も広々としてとても気持ちが良いので、ピクニックをしたり芝生でのんびりする人がけっこう見られました。
⬇️場所はここ
⬇️HP(ホームページ)
■城壁歩き
大人:10ポンド
子供:5.5ポンド(5〜16歳、5歳以下は無料)
家族:25.5ポンド(大人2人と子供3人まで)
※2020年10月27日現在
オンラインで予約可
ちなみに城壁と中の展示場や刑務所の見学ができるセットチケットもあります。
それでは城壁をくぐって中へ。
城壁をくぐってすぐの左手側に階段があり、城壁を登ることができるとの看板を発見。
今回は特に計画せずフラッと観光して回ったのですが、事前に予約していなくてもその場で料金を払えば入ることができました。
街を一望とまではいきませんが、Lincolnの街並みを上から楽しむことができます。
Lincolnの街の近くの採石場からは赤茶色いレンガが取れるようで、少し暗い赤色の建物が綺麗です。
一周するのに石碑を読みながらのんびり回って20分くらい。ちょうど良い距離感です。
ここは昔刑務所として使われていたとか。
現在はカフェとなっていますが、それをさらっと横に書いているだけの商売っ気のなさ笑
チケットは別売りなのですが、買うと中の刑務所見学もちょっとできるのだとか。
もちろんチケットがなくてもカフェとして楽しむことができます。
敷地内には現役の裁判所もあります。アイビーが絡まって洒落た外見。
何か縁があるのかもしれないですが、ここでもマグナカルタを発見。
マグナカルタは、昔国土を治めていたあまり評判の良くない王様に対して、国民が自身を守るために制定した民主主義の礎のようなものです。
その制定地の一つがここのようです。
Bury St Edmundsにもそういえばこんな石碑がありました。偶然にも知ることができてなんだか得した気分です。
街のメインストリートにもこんなパブが。
歴史の古い街なので何かしらあるのではと思っていたのですが、大聖堂から始まりなかなか見応えのあるものを見学することができました。
おまけグルメ
こんな感じで特に調べもせずにちょこちょこ町歩きをしていたのですが、食べものの写真も少し撮ってきたので。
Lincolnに来て、特に名物を食べに行ったとかいうこともないのですが、何もないならとりあえずと食べるのがこの『FIsh& Chips』
理由はいくつかあって、
一つは、まずまず飯マズなイギリスにおいて安定した美味しさを誇る温かい食べ物であること、値段にばらつきがないこと、最後に店によって特徴があって面白いことが挙げられます。
ということで今回はFish&Chips とシーバス(スズキ)のソテーをオーダーしました。
イギリスってあんまり、というかほとんど魚の種類がないのですが、一番一般的な魚はサーモン、そしてこのスズキとフィッシュアンドチップスのタラ。
Fish&Chips は魚の切り身に衣をつけてフライにしポテトを添えた一品なのですが、けっこうこれでいてバリエーションがあるんですよね。
今回はグリーンピースとレモンが添えられていました。
このお店のFish&hipsはチップスまでサックリと軽く揚げられていて美味しかったです。スズキもケンブリッジで食べるよりもずっとお安く新鮮なもので、やっぱりケンブリッジの物価は高いなあと再実感しました(ロンドン、ケンブリッジ、オックスフォードは家賃含めて物価がかなり高いです)
Fish&Chipsについては結構な数今まで食べてきたので、そのうちまとめたいと思います。
まとめ
Lincoln、いかがでしたでしょうか。
ロンドンからは離れている小さい街のためなかなか機会に恵まれないかもしれませんが、
とっても可愛い街なのでもし近くに寄ることがありましたらぜひ立ち寄ってみてください。
⬇️インスタ投稿(リンカーンの街の様子)
天ぷらアレンジ
天ぷらって揚げたてはものすごく美味しいのに、半日もするとべちゃべちゃになってしまいますよね😩
我が家もせっかく頑張って油を用意したからと、ついつい作りすぎてしまい余ることが多いです。うちでよくやっているそんな天ぷらのアレンジ量を紹介していきたいと思います。
この日はなにを思ったか唐揚げと素麺、天ぷらの盛り合わせでもりもり。当然余る笑
アレンジしやすい天ぷらの種類
かき揚げなんかは色々な具材が入っているのでアレンジのしがいがありますが、意外に使えるのがこの半熟卵の天ぷら。
よく丸亀製麺なんかで卵の天ぷらが出ているので、私もハマって作っています。
作り方は常温に戻した卵を沸騰したお湯に5分30秒。殻を剥いて衣をつけ、10秒間揚げます。
天ぷらづくり
かき揚げって材料は玉ねぎをベースになんでもいい気がするのですが、グリーンが入るときれいに見えるので枝豆やスプリングオニオン(イギリスでメジャーな優しい味のネギ)を入れます。
あと、氷を使ったり粉を工夫したりと色々試したのですが、結局一番お手軽で美味しいのは『コツのいらない天ぷら粉』。
イギリス生活の中でもずっと愛用しているもので、日本から持ち込んだ欠かせないものの一つ。
天ぷらってもう油を用意するだけで面倒なので、粉くらい手抜きしないとやってられませんよね。。。結局これが一番美味しいし。
天ぷらアレンジ料理
天ぷらそば、うどん
一番メジャーですが、使い勝手のいい一品。ちょっとべちゃっとしたくらいなら気にせず食べることができます。
ただし、あまりにべちゃっとし過ぎたものだと気になるので、次に紹介するような方法で我が家はアレンジしています。
チヂミ
チヂミってイカやエビなんかの海鮮を入れたり、コクを出すために豚肉を入れたりしますよね。
かき揚げを砕いて中に入れることによって食感がふんわりしてコクが出て美味しくなります。
これならべちゃべちゃになってしまった天ぷらも全く気になりません。お好み焼きなんかに入れてもとっても美味しいです。天かすをわざわざ入れるものもあるくらいですからとっても合います。
アボガドサラダ(美味しいのでぜひ)
これは簡単でとっても美味しいのでオススメのアレンジ方法です。これだけ用意すればできるのでぜひやってみてください。
②マヨネーズ
③アボガド(なければ茹でたじゃがいもなど)
作り方は、かき揚げを砕いてアボガドをダイスカットし、マヨネーズとゴマドレであえるだけ。ここで半熟卵の天ぷらがあるとすごく美味しくなります。使い勝手も良いのでぜひ作ってみてください。
ちなみになんで私がキューピーのゴマドレッシングにこだわるかというと、美味しいのはもちろんなのですがイギリスのアジアンスーパーで手に入れやすいからです(しかも業務用)笑
以上が我が家の天ぷらのアレンジになりますので、気になった方はやってみてください。
パンプキンパッチ(Pumpkin puch)
イギリスの秋のイベント『パンプキンパッチ』
パンプキンパッチとは
日本ではあまり馴染みがない行事ですが、アメリカや欧州では秋のイベントといえば『パンプキンパッチ』だそう🎃
ハロウィン用のカボチャを畑で収穫できるよ、というのが売りだとか。
パッと調べたところアメリカで一番メジャーなようですが、畑でなくてもこういうカボチャを売っている売り場をパンプキンパッチと呼ぶこともあるよう。
牧場の畑から好きなカボチャを選んで持ち帰ることができます。
イギリスではハロウィンイベントは思いのほか存在感が薄く、すっ飛ばしてクリスマスに全力投球しているので、貴重な秋のイベントなのかもしれません。
せっかくなのでイギリスの秋を感じるべく行ってきました🇬🇧
準備
場所
当然ちゃ当然なのですが、なかなかの田舎にあるのでアクセスは車になります。
立地の良いところもあるようですが、結構人気なイベントなそうで早めの予約が必須だとか。
今回ピックアップしたのはケンブリッジの街から車で1時間の距離にある、Colchester(コルテェスター)という街の『Foxes Farm』という農場です。
農場は2つ経営しているようで、もう一つはBasildonという同じく海に近い場所でもやっているそう。
⬇️場所はここ
システムと料金
コロナの影響で今は事前予約制をとっているようです。HPからオンラインでチケットを購入して入場の際に提示します。
⬇️ホームページ(今思うと写真けっこう盛ってる笑)
料金は入場料が4人単位で5ポンド(=700円弱)。
雨が降ると地面がぬかるんですごいことになるので、牧場の方から中止メールが来ます。雨が降りそうなのでと振替日を勝手に設定されたりとかなりフレキシブルな対応。
子供の遊び場が併設されているところがほとんどで、今回行った牧場にもCorn Maze(とうもろこし畑の迷路)がありました。
ちなみにアメリカではフライイングパンプキンと言って、大砲でカボチャを飛ばして飛距離を競ったりするアトラクションもあるとか。
かなりお国柄が出るのも面白い🇺🇸
で、なかなか見ないシステムなのですが、持ち帰るカボチャのサイズによって値段が分かれています。
いちご狩りとか、ぶどう狩りとか、普通は時間や持って帰るものの個数で値段が変わるものがほとんどなので、これはカボチャ狩りならではのシステム。
Extra Largezサイズのカボチャは1つ8ポンド(=1000円ちょっと)だそう。そこまで大きいカボチャはなかったけど、早い時期に行ったら見れたのかな?
持ち物
②手袋、軍手
③長靴、汚れてもいい靴
HPにも書いてあるのですが、畑がかなりぬかるんでいるので汚れてもいい靴は必須。
収穫するカボチャの茎はすでに切ってあるので、ハサミや刃物は持ち込まないでくださいとも書いてありました。
園内はこんな感じ
中の様子なのですが、私は10月中旬の平日に行きました。
小さな子を連れたファミリーがほとんどで、大人2人ではしゃいでる人は私たち以外はいなかったです。
農園の中にはカボチャの箱がいくつも設置してあります。自分で収穫するのが面倒な人はここから取っていってねスタイル。形のきれいなものや、ちょっと珍しい種類のカボチャもここにたくさんありました。
園内は映えを意識した牧場の努力の後が。たくさんのフォトスポットが用意されているので、子供と一緒に記念撮影している家族がいっぱい。
茎は切っているので気に入ったものをカートに入れるだけですが、雰囲気を味わえて楽しい。
カボチャ料理のレシピもたくさん。牧場の人に聞いたのですが、ここのカボチャは全部食べられる種類だそうです。楽しみ。
イギリスの田舎を感じられてすごく楽しい😊小さなお子さんはこのカートの中に乗って楽しんでいました。農場に生まれたらこんな遊びをして過ごしていたのかも。
カボチャの種類
ここで気付いたのですが、日本カボチャってあんまり大きくならないみたいですね。
よくお化けカボチャなんて言われている大きいサイズのものは大体が Gold Medalという品種のものでした。
なんと全部で15種類あるそう。
私たちが行ったのは牧場が開園してから1週間ほど経った頃でしたが、写真の下に写っているWhite AcornやSnowmanはもうありませんでした。真っ白なカボチャは人気なのでしょうか😳
日本ではあまり見ない種類のカボチャ。普通のカボチャの下にもう一個小さいカボチャがくっついているような不思議な形。
お洒落なレストランのテーブルなんかに飾られているような、長細い形のものも。
これ全部食べられるとのことだったので、できるだけ種類がばらけるように収穫して家で食べ比べもしてみました😋
今回の収穫物
農園から収穫したかぼちゃ。
今度はカービングと料理で楽しみたいと思います。
のどかな牧場で、大きなカボチャに囲まれてすごく楽しむことができました。
日本にはあまり馴染みのない秋のイベント『パンプキンパッチ』アメリカや欧州の国では10月頭からのハロウィーンまでやっている牧場が多いので、機会があればぜひ。
⬇️ハロウィン飾りカボチャのカービングの様子
ハロウィン用の加工をしてみたのでそのときの記事です。
もし良ければ参考にしてみてください。
⬇️インスタ投稿(パンプキンパッチの様子)
アーティチョークの調理法、効果
アーティチョークとは
もともとは地中海原産地の野菜で、アザミの仲間です。あのトゲトゲのヤツ。
イタリアやフランスなんかでは一般的に食べられ、スーパーでも普通に売っているようです。
しかし私が今住んでいるイギリスではファーマーズマーケット(牧場経営の食材店)や輸入物を多く扱うお店でしか売っていないよう🇬🇧
日本でも、瓶に入っているオリーブ漬けやマリネされたものが売っていますよね。日本で栽培することもできるので、たまーに生のものも出回っているとか🇯🇵
この画像を見ただけで『これはアーティチョーク!』と分かったあなたはかなりのアーティチョークマニア笑
今回イギリスの八百屋さんで手に入れることができたので調理してみました😋
処理の構造・処理の仕方
とりあえず素揚げしてみた
まず、すごく小さいものだったのですが、食べ方がよく分からないのでとりあえず素揚げにしてみました。
で、このむしったもの(ガク)の付け根の部分が白くなっているんですね。どうやらフランスなんかではこの部分を口に含んで、歯でこそぎとるようにして食べるようです。
さらに剥いていくと、今度は花びらが出てきます。薄くてメタリックな色で、なんだかこれはこれで素敵です。
ちなみにここまで進んでいくと、付け根の白い部分は全くなくなってくるので、食べられるところもなくひたすらむしっていくのみです。
で、次にふわふわの繊維質の部分が出てきます。これが花糸(おしべとめしべ)です。この部分は食べられないので包丁やバターナイフなんかでカットしてしまいます。
ここがハート(花托)と呼ばれる、アーティチョークの一番可食部位の大きいところです。小さい笑
ネットで調べた正しい処理の仕方
ちゃんとした食べ方なのですが、扱ったことがない人も多いと思うので、わたしが調べた範囲でのやり方を書いておきます。
まずは外側を剥いていくのですが、先ほど書いた通り、ガク→花びら→花糸(めしべおしべ)→花托(ハート)の順で出てきます。
アーティチョークは基本、花托(=ハート、蕾のもとの部分)しかしっかり食べることができないので、そこにたどり着くまでに外側の余計な部分をひたすらむしっていくことになります。聞いた話によると食べられる部分は全体の4分の1しかないとか😳
コスパ悪いんですね。。。
一番の外側はガクの部分ですが、トゲトゲしていてかなり痛いのと、アクで手が汚れるので手袋をするのがおすすめ。
花弁をむしっていくと、中に花糸(めしべとおしべ)が入っている部分に届きます。
中心の部分は下の方まで花糸が詰まっているのでスプーンでくり抜きます。そして残った部分がハートと呼ばれる美味しい部分です😋
ちなみに、途中ガクの付け根の、裏側にある一番外側の部分を包丁でこそぎ取っていきます。テクニカルの問題で食べられる部分もちょっと削ってしまいました😩
今回の調理法
茹でとロースト
ガクの根元は食べることができるとのことなので残してみたバージョン。
茹でる場合には色が変色するのを防ぐためにレモン汁を入れたお水で茹でるのが一般的なようです。(私は今回省略しました)
フリット
揚げれば茎も食べられると聞いたので、外側の硬い部分をピーラーで削って揚げてみました。しかし剥いても剥いても繊維質な硬い筋が出てきたので、これは茎が食べられないものだったのかも。。。
詰めものの中身は豚挽肉、エシャロット、セージ、乾燥ローズマリー、塩胡椒。
ハーブを入れると香り高くてすごく美味しくなりました。
肉をのせた後は、卵白でふんわりメレンゲを作って纏わせます。そのまま170℃前後の油の中へ。
ちなみに茎はやっぱり硬くて食べることができませんでした。。。ただ。真ん中は甘みがあって美味しかったので、茎をほとんど削る勢いでいけば食べられると思います。
それでは実食
花びらを飾ってオシャレにディスプレイ。
手間がかかりますが、すごく美味しかったです。
個人的な美味しさランキングは👑フリット>>素揚げ>茹で>ロースト
アーティチョーク自体はホクホクとして甘みが強くなるので、お肉や油と相性がいいです。なのでオススメはフリット、面倒なら素揚げですかね。
ただ、アーティチョークって特殊な食材で、この野菜の後に食べた食材をなんでも甘く感じさせる不思議な効果があるんですね。
これを楽しむならダントツ茹でるのがおすすめ。
揚げたりローストしたものよりもずっと強く効果を感じることができました。
アーティチョークの不思議
シナリンの効果
きっかけはアーティチョークを食べながらお茶を飲んでいるときに、やたらお茶が甘く感じたこと。
ネットで調べてみると、これは『シナリン』と呼ばれる化学物質のせいだとか。
舌の上にある味蕾の味覚レセプター(味を感じるみなもと)を阻害し、いろんなものを甘く感じさせるよう。
試しに牛乳を飲んでみたのですが、練乳を少し入れたように甘く感じて本当にびっくりしました。
コース料理を出すお店ではこの効果を利用して、デザートの直前にアーティチョークを出して甘みを引き立たせるとか。ただし本当に何にでも作用するので、ワインを合わせるには向かないとされているようです。
納得。。。
以上、不思議な野菜アーティチョークでした。
⬇️インスタ(全3投稿)
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