豚肩ロースの活用法(冷凍の豚肉とキャベツでできるもの)
冷凍の豚肩ロースとキャベツでできる簡単料理
気付いたら冷蔵庫に何にもないことって結構ありますよね。我が家ではキャベツと豚肩ロース(冷凍)は比較的日持ちするので常備することが多いのですが、今回は最悪この2つで作ることのできる料理を紹介します。
『豚肩ロースの白ワインビネガー蒸し』と『豚肩ロースのビール煮込み』なのですが、蒸し料理と煮込み料理なので失敗も少ないですし、簡単なのでもしよかったら参考にしてください。
豚肩ロースの白ワインビネガー蒸し
まずは豚肉とキャベツ、もしあるならニンニクと玉ねぎでできる簡単な一品を。
教えていただいた料理なのですが、焼いて蒸すだけなので失敗も少ないですし、蒸すことによって冷凍のお肉もパサつきが気にならなくなるのでオススメです。
材料
②キャベツ(あれば紫玉ねぎ、今回はエシャロット)
③ニンニク
④好きなハーブ(今回はタイム、オレガノ、なんでも良いです)
⑤白ワイン
⑥有塩バター
⑦白ワインビネガー
⑧オリーブオイル
⑨お肉の下味(塩胡椒、小麦粉)
作り方
豚肉は塩胡椒を振っておき、焼く直前に小麦粉をまぶしておきます。
キャベツはビニール袋に入れて塩で揉んで水分を抜きます。千切りというよりは食感が残るくらいの短冊切りにカットしておくと後々美味しくなります。
ニンニクとオリーブオイルを先に炒めておき、香りがつくまで放置。その後お肉を入れてこんがり両面に焼き目がつくくらいまで焼きます。
その後、焼き終わったらお肉だけ鍋から取り出しておきます。
同じお鍋で野菜をバターで軽く炒めるますが、これも適当でOK。
シャバシャバにならない程度、少し汁が出ているかなあ、くらいに調味料を投入し、お肉をお鍋に戻して蓋をし、蒸し焼きにしていきます。この時、もしあればお肉にハーブを乗せることを忘れずに。
調味料の量や水分は適当ですが(後から調節すればいいだけなので)、バターが入っているので焦げ付きにだけ注意します。
蒸すことと、バターを使うことにより冷凍のお肉でもそんなにパサつきが気にならずに食べることができます。ハーブも乾燥のものでいいので、ぜひ香り付けに使ってみてください。 蓋を開けたときにちょっといい気分になります笑
調味料の量も適当なのですが、お肉に下味をつけているので極端に薄かったりすることはないと思います。ただ、食べてみてちょっと塩味が欲しいなあと言うときに活躍するのがこれ。
今回はイギリスのスーパーでも売っている結晶塩の中で評判のいいMoldonのお塩を使いました。エリザベス女王のワラント(王室御用達認定証)がついているコスパのいいお塩で、結構日本の料理屋さんでも使っているお店が多いです。
結晶塩は舌に溶ける時にまろやかな味になるので、粉末の細かいものよりも料理の仕上げにはオススメです。ストックしておくだけでこういうときに使えますし、私のように調味料の量は適当に作ってしまうという方には特に便利だと思います笑
そこはかとなくドイツっぽい雰囲気が🇩🇪 買ってきたパンとスープを添えれば立派な食卓になります。
結晶塩と一緒によく使うのですが、粒のハニーマスタードがお肉によく合うのでつけてみました。キャベツがさっぱりしているのでハニーマスタードの甘みが美味しいです😋
豚肩ロースのビール煮込み
豚肩ロース肉(冷凍)とキャベツ、あとなんでもいいのでビールがあればできる一品。これも煮込み料理なので冷凍のお肉のパサつきが気になりません。
ビール煮込みはベルギーの伝統料理なのですが、今回添えているなんちゃってザワークラウトをつけると、食感がザクザクしてビールがすすみます😋
毎日の豚の生姜焼きに飽きてきた時はぜひ笑
材料
②キャベツ(あれば玉ねぎやパプリカも)
③好きなハーブ(今回はタイム、セージ、ローリエ なくてもOK)
④ベーコン(グッと美味しくなります)
⑤ビール(好きなものでOK今回は400ml缶)
⑥有塩バター
⑦バルサミコ酢、お醤油
⑧ビネガー
⑨オリーブオイル
⑩お肉の下味(塩胡椒)
野菜はあればでOKです。玉ねぎ、ベーコン、バターはもし冷蔵庫にあったらぜひ使ってみてください。味に深みが出てスープが特に美味しくなります。今回はスープもアレンジ料理に使っているので、もしよかったら参考にしてみてください。
作り方
煮込み料理なので別にサボっちゃってもいいのですが、今回は塩胡椒で下味をつけておきました。その方が最後に塩味の調節に失敗が少ないです。下味をつけてお肉をねかている間に、玉ねぎやキャベツなどの野菜を切っておきます。
イギリスにも何種類かキャベツがあるのですが、今回はWhite Cabbageを。日本のものよりも葉が固いのが特徴なのですが、今回のように簡単なお漬物にしたい時には食感がザクザクしていて美味しいです。
キャベツを千切りにしてビニール袋に入れて、塩胡椒をしてモミモミ。10分くらいすると水分が抜けてくるので、それを捨てて味身。
もししょっぱすぎるようであれば一回水で洗ってください笑 大丈夫ならキッチンペーパーで水をよく切ってビネガー(今回はアップルビネガーを使用 なんでもいいです)を足し、ラップをしてレンジで2分間チンします。だいぶ簡単ではありますが、なんちゃってザワークラウトが完成。
オリーブオイルを敷いたお鍋にお肉を焼いて、こんがりするまでソテーしていきます。いい感じに色がついてきたら一度取り出します(適当でOK)。
もしあるようなら同じ鍋で玉ねぎとベーコンをしんなりするまで炒めます。同じお鍋を使うと最初にお肉からでた肉汁が出て美味しくなります。しばらく炒めて、玉ねぎが透明になってきたらお肉をまた元のお鍋に戻します。
家にあったフォスタービールを使いました。オーストラリアのビールなのですが、水っぱくて結構好きな人は好きかも。イギリスのビールもこん感じのさっぱりしたものが多いです。今回は丸々一本(400ml)投入しました。
ハーブはローリエ以外は揃えていないことが多いと思うので、もしあったらでいいです。なくてもビールが香るので十分美味しくなります☺️
また、有塩バターがなかったり、塩味がもうちょっとあった方が好きな方はお醤油を少しだけ入れるのがオススメです。バルサミコ酢とも相性がいいので美味しくなります。
こちらも煮込み料理なので失敗が少ないです。調味料の量が適当でも、後からお塩とかお醤油、作っている間に我慢できずに開けてしまった飲みかけのビール笑 を足せばいいだけですし🍺
意外にさっぱりとして食べやすいのですが、こちらも粒のハニーマスタードが合います。ベルギーの伝統料理って言うとちょっとおしゃれっぽいですよね。ビール煮込みをビールと一緒につまむのもなんだか乙です☺️
最後に余りものでアレンジ料理を。
ビールを丸々一本使っているので、お肉を食べた後でもなかなかの量のスープが残ります。これが濃厚で美味しいスープなので、せっかくなので再利用しました。
なんちゃってですがオニオンスープになります、朝食に出せばちゃんとした温かい一品になるので、スープが余ったらぜひやってみてください。
以上、豚肉とキャベツでできる簡単料理でした。