医師が考えるシリーズ〜①外さない医療脱毛クリニック選び

ここでは、医療脱毛のクリニック選びについてお話したいと思います。

【目次】

現在、美容皮膚科の分野において、年齢層が広くターゲット層にもボリュームがあるのは医療脱毛です。

値段自体はピンキリですが、多少高くなっても医療分割にしてしまえば、月々1万円いかないので若い方にも気軽に手が出せるのも魅力です☺️

最近では、男性専用のクリニックも多くなっており、獲得層の急速な拡大から、いまや『飛ぶ鳥を落とす勢い』の分野です。（最近では乱立によりやや陰りも見られていますが）

美容バブルともいわれる時代が到来し、都内ではたくさんの美容クリニックが開業しています。

そんな中で『いい美容クリニック』とはどんなクリニックでしょうか。

正直、『最新の機械がなんちゃら』とかはよく分からない...という方がほとんどだと思うので、誰でも注目できるような点でクリニック選びのコツをお教えしようと思います。

テクニカルなこと（機械や手技）は長くなるのでまたの機会に。

私の個人的な意見ですが、クリニックのカウンセラーをみることが一番確実じゃないかと思います。

各クリニックのカウンセラーの質がそこの教育態勢を表しているからです。

医療に誠実なクリニックは予算も潤沢ですし、勉強会を盛んに開催し職員の教育に力を入れています。（ここが大学病院や市中病院との大きな差で、利益追求が過ぎたりテキトウなクリニックは職員のキャリアや技能の上達に無関心です。教育機関ではないですからね...😕）

医師、看護師ときて、なかなかカウンセラーの教育にまで手が回らないクリニックが多い中、役職問わず全員がしっかりとした知識をつけているクリニックにはムラが少ないです。

また、カウンセラー（クリニックによっては看護師しかいないので看護師）の態度にも注目してください。

早口で幕し立てるように話したり、なんとなく質問しにくい雰囲気でないことが大事です。

カウンセラーは一番そのクリニックの雰囲気を反映しやすい職種なので、ここはぜひ気にしてみてください。

また、意外と知られていないことですが、医療脱毛においては医師は実はほとんど関与しないので、あまり医師の診察の印象はそこまで気にしなくてもいいです。（もちろん医師含めてクリニック全体の雰囲気を掴むことは大事ですが）

どちらかというとカウンセラーや看護師と今後ちゃんと意思疎通が取れそうか確認することが重要です。

繰り返しますが、最初にクリニックを訪れたときに、『なんとなく感じのいいカウンセラーや看護師だったな、ちゃんと質問に答えてもらえたな』というクリニックに決めてしまうのはあながち間違いではありません。

少なくとも、『大きく失敗しない』ということに主眼を置くと重要な要素になります。

次点にあげられるのは診察室の綺麗さです。

トイレや待合室が綺麗なのに診察室は手を抜きがち、診察机を医師がだらしなく汚くしがちなクリニックは、私の経験上イマイチです。これは外しません笑

診察机の目立つところに飲み物や、ひどいと誰のものか分からない医療現場に相応しくない私物が置いてあったり、隅やロッカー付近が汚かったらやめておきましょう笑

診察室は医師が常駐することが多いため、掃除は営業が終わってからになりがちなのですが、ここが一番クリニックの性格が出る場所です。診察室の汚いクリニックは院内マニュアルも適当ですし、機械や薬品の管理もすべからくずさんです。

ただ単にその時の担当医が汚したということもありますが、医師のそのような態度が許されることがそもそも問題です...😳

以上、ごく表面上のことに止まりますが、第一印象はあながち間違っていないので、脱毛クリニック選びの際の参考にしてみてください。

皮膚科医いわし