皮膚科医いわし

英国在住の皮膚科医のブログです。美容/旅行/料理メイン

日焼け止めは忘れずに② 〜皮膚科医のすすめる『日焼け止め』

今回はおすすめの日焼け止めについて紹介していこうと思います。

 

 

 

前回、紫外線と日焼け止めの成分についてお話させていただきましたので、こちらも参考にしてください。

iwashi-tumire.hatenablog.com

 

 

 

市販の日焼け止めは色々ありますし、迷うことも多いと思うのでまずはチェックすべき項目をまとめておきます。

 

◆チェックすべき項目◆

□使用感はどうか

□強さはちょうどいいか

□安全か

□毎日使って負担のない値段か 

  

 

 で、正直いろいろ書かれても、

結局自分で成分をチェックし直すのかあ...面倒だな。思う方もいると思うので商品ものせます。

私が現在進行形で使っっているのはこれ。

以下、チェックすべき項目に沿って書いていきます。  

 

 

 □使用感はどうか

MT(メタトロン)のUVジェルは、私がいままで試したものの中でも一番スッと伸びてよれにくいです。

 

わたしは普段は仕事でレーザーの照射を行うことが多いです。

その際目をレーザーから保護するために、非常に大きな眼鏡(スキーで使うゴーグルのようなもの)をかける必要があります。

鼻や頬にもしっかり密着するので、外すと摩擦ですぐにファンデーションがよれてしまいます。

 

通常の日焼け止めを使用すると、化粧下地とファンデーションが一塊となってずるっと剥がれてショックが大きいです...。一時期本気で悩んでいました笑

 

 日焼け止めをこのUVジェルに変えてからそのようなことがほとんどなくなりましたので、他のものに比べて密着性が高いようです。

 

また、市販の日焼け止めの使用感が苦手で、粉っぽさや冬に乾燥するのが気になっていましたが、 基剤(日焼け止め成分をわるもの)が保湿ラインに特化しているため乾燥しません。

 

 

 

 □強さはちょうどいいか

メタトロンはSPF 34、PA+++と、外出先でも十分安心して使える強さです。

比較的PAが強いため、塗り直しをたくさんしなくて良いのもポイントです。

 

 

□安全か

また、先日お話ししましたフリーラジカル(日焼け止めの成分が紫外線と反応してできる有害物質、シミのもと)の存在が気になってきます。

 本体の紫外線ブロックの主剤は、紫外線吸収剤の“メトキシケイヒ酸エチルへキシル”ですのでフリーラジカルはやはり少量発生しますが、フリーラジカルの対策成分『抗酸化物質』が入っています。

 

具体的には、“ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)”と“ビタミンE(トコフェロール)”です。

それによって、一定の水準を満たす紫外線への防御力を備えた、お肌に優しい日焼け止めとして使用することが可能になります。

まあ、濃度の記載まではないのであくまで目安ですが、あるに越したことはないです。

 

 

 

したがってまとめると、

◆この日焼け止めのいいところまとめ◆

□フィット感(個人的にはここが Good)

□基剤が保湿ラインに特化

□フリーラジカルを必要以上に生じさせないちょうどいいSPFの強さ

□抗酸化作用でフリーラジカルをブロック

□コスパがいい

 

以上の性質が揃っているのでなかなか良いのではないかと思います。

そうでなくても毎日使うものなので、日焼け止めを買うときにはこれらの項目をよくチェックしてぜひお気に入りを探しましょう👍